台湾の輸入検疫における米国産加工用ジャガイモの扱いが注目を集める中、国会議員から「発芽したジャガイモを個別に廃棄する手法は食品安全上の懸念がある」との指摘が上がった。これについて石崇良・衛生福利部長は、日本をはじめとする諸外国の対応と同様、科学的および国際的な基準に基づいた措置であり、ロット全体の廃棄には及ばないと釈明した。
石部長は立法院での会議に出席した際、野党の陳菁徽議員から、「行政院長は全量検査を求めたが、現場の人員不足で現実的ではない」との批判を受けた。陳議員は、農業部の動植物防疫検疫署が発芽や腐敗を理由に個別のジャガイモを廃棄する一方、残りのジャガイモを通関させることの安全性を疑問視し、食品安全上の問題が発生した際の責任を懸念した。
これに対し石部長は、衛福部食薬署の検査原則を改めて説明した。農薬や重金属、ソラニンなどの基準値超過が確認された場合はロット単位での返送・廃棄を行うが、外観検査は農業部の管轄であると述べた。発芽については、抑芽剤の散布ムラが原因であることが多く、発芽した個体のみを専用エリアで除去し、加工工場へ流さない措置を講じている。この手法は日本など他国でも採用されている国際基準であると強調した。
最後に石部長は、輸入食品の検疫と検査は科学的根拠に基づく必要があり、国際基準と乖離してはならないと指摘した。もし台湾が科学的根拠を欠く独自基準を設ければ、台湾産の農産物輸出にも影響が出るため、公正な貿易と食品安全を両立させるためには国際ルールを遵守することが不可欠だと語った。
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- 出典:中央社 CNA
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