【パリ中央社】米イラン紛争は56日目を迎え、米国は現在中東地域に3隻の航空母艦を展開しています。こうした中、イランのアラグチ外相が本日イスラマバードに到着し、予定されている米イラン和平交渉に臨みます。以下はAFPがまとめた中東情勢の最新情報です。
●米・イスラエルの動向 米軍は現在、200機以上の軍用機と1万5000人の兵士からなる3つの空母打撃群を中東に展開しています。これは2003年のイラク戦争以来の規模です。米国のベッセント財務長官は、イラン関連の暗号資産3億4400万ドルを凍結したと発表しました。一方、イスラエル軍はレバノン南部でヒズボラ戦闘員6名を殺害したと報告。ネタニヤフ首相は、ヒズボラがレバノンとの歴史的な和平合意を妨害しようとしていると非難しました。また、両国間の停戦合意が3週間延長された直後、レバノン南部で空爆により死者が出る事態も発生しています。
●イランの動向 パキスタン外務省によると、イランのアラグチ外相がイスラマバードに到着しました。同外相はパキスタン指導部と地域の安定化に向けた協議を行う予定です。また、イランは数日前から領空を再開しており、テヘランのホメイニ国際空港は25日から国際線の運航を再開し、イスタンブールやマスカットへの便から順次復旧する見通しです。
●市場と経済への影響 原油価格は高止まりが続いており、ブレント原油先物は100ドルを突破しました。一方、和平交渉への期待からウォール街の主要株価指数は最高値を更新しています。また、マレーシアのコンドーム大手Karex社は、中東のサプライチェーン断絶により最大30%の価格引き上げを余儀なくされたと発表しました。
●各国・国際機関の動き 国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は、3月29日の襲撃で負傷したインドネシア人平和維持要員が死亡したと報告しました。欧州理事会のコスタ議長は、ホルムズ海峡の無条件かつ無料での即時再開を要求。国際エネルギー機関(IEA)は、液化天然ガス(LNG)の供給逼迫が2026年から2027年まで続くとの予測を示しています。フランスのマクロン大統領は、一刻も早い情勢安定化が世界経済の信頼回復に不可欠であると強調しました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 関連組織:Karex (コンドーム製造)
- 製品・サービス:原油 (ブレント/WTI)