中央社(台北28日)台北市内で「台北動物園が台北ネズミ園に?」と書かれた張り紙を歩道橋に掲示した市民が、警察官による職務質問を受けた。この件についてSNS上で「台北は戒厳令下にあるのか」といった疑問の声が上がったが、台北市警察は通報を受けた上での適法な対応であると説明した。
投稿を行った市民は、Threads上で写真付きで状況を報告した。歩道橋に当該の張り紙を貼った直後、男性警察官に制止され、「社会秩序維持法違反の疑いがある」として、所轄の大安警察分局の女性警察官が到着するまでその場から動くことを許されなかったと主張。これまでにも同様の活動で警察や清掃隊と遭遇することはあったが、身分証の提示を求められ、その場から離れることを拒否されたのは初めてであり、警察による威圧的な行為だと感じたと述べている。
これに対し、台北市警察局中正第二分局は、正午頃に中正区の水源市場付近で広告用標語が掲示されているとの通報を受け、思源街派出所の警官が現場に駆けつけたと回答した。警官は「社会秩序維持法」および「廃棄物清掃法」違反の疑いがあると考え、警察職権行使法に基づき職務質問を行ったという。
また、現場が隣接する大安警察分局の管轄区域であったため、現地で所轄の警官が到着するまで待機を求めたとし、強制力は行使しておらず、通報に基づいた適法な執行であったと強調した。同分局は、訴えがある場合は正当な手段をとるよう求め、執行に異議がある場合は行政上の手続きを通じて申し立てを行うよう呼びかけている。
なお、台北市立動物園は園内のネズミ問題について、2月と3月に両生爬虫類館の展示場で防鼠対策を強化し、罠を設置して駆除を行った結果、現在はネズミの侵入は確認されていないと発表している。
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