台湾中央社報道(29日、マレーシア・ペナン発)――台湾の電機大手・東元電機(TECO)傘下の安達康科技(TECOBAR)がマレーシアのペナン州で新工場を開設しました。ペナンは今や東南アジアにおける電子・製造業の重要拠点となっており、東元の利明献会長、安達康の林達文董事長、およびマレーシア・ペナン州台湾商会の黄惠鈴会長らは、同国の安定した電力供給が外資誘致の鍵であると強調しました。
東元の利明献会長は、マレーシアが水・電力・土地などの資源を積極的に提供している点を評価しました。今回の新工場開設により、高品質な電力伝送システムの生産を通じて世界の電力サプライチェーンにおける競争力を高め、東南アジアのデータセンターや国際的なクラウド事業者、製造業向け電力インフラ市場への参入を加速させます。また、同社はマレーシアで40年以上の実績があり、新工場にはスマート製造システムを導入し生産性を向上させています。
ペナンの佳日星副首相は、ペナン工業団地が完成されたエコシステムを構築しており、世界の大手企業や中小企業にとって「安定した供給環境を提供する解決策」となっていると述べ、投資機会の豊富さをアピールしました。ペナン州台湾商会の黄惠鈴会長も、デジタル変革やAIの普及において、信頼性の高い電力基盤が重要であり、ペナンはインフラ面で優れた安定性を誇っていると指摘しました。
安達康の林達文董事長は、マレーシアが石炭や天然ガスを中心とした安定的な発電を行っているだけでなく、政府の行政効率が他の東南アジア諸国に比べて高い点を利点として挙げました。今回新設された工場は、約3.7億台湾ドルを投じて建設され、AIデータセンターや高性能コンピューティング環境向けの「装甲式バスダクト(配電システム)」の製造・開発に特化します。年産能力は40万メートルを計画しており、ASEANおよび世界市場への重要な供給拠点となる見通しです。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 関連組織:マレーシア・ペナン州台湾商会
- 製品・サービス:装甲式バスダクト(Busbar) / 電力伝送システム