外交事務(Foreign Affairs)誌に掲載された記事によると、2012年の就任以来続いている習近平主席による一連の粛清は、単なる政敵排除ではなく、共産党自体を根本から作り変えるための包括的な工程である。研究員のニール・トーマス氏とShengyu Wang氏は、習氏が提唱する「自我革命」の真の目的は、党をより効率的で永続的な統治機構へと改造し、誰がリーダーであっても中国を無期限に統治できるようにすることだと指摘している。規律の徹底と制度化により中央の執行力は高まったが、一方で地方官僚が処罰を恐れてリスクを避け、問題を隠蔽する「事なかれ主義」が蔓延し、システムが硬直化するリスクも孕んでいる。習氏はこれを「西洋モデル」への強力な回答と位置づけ、「党を再び偉大にする」指導者として記憶されることを目指している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査
  • 関連組織:アジア協会政策研究所(Asia Society Policy Institute)