中央社ニュース (中央社記者・沈佩瑤、台北7日電)クルーズ船「ホンディアス号」で致死的なハンタウイルス感染が発生し、台湾人がすでに台湾に戻ったとの情報が広まり、不安が高まっている。衛生福利部疾病管制署の羅一鈞署長はきょう、複数の情報を総合すると、現時点では誤報の可能性が高いとみており、世界保健機関(WHO)とクルーズ会社に引き続き確認していると述べた。 オランダ籍の豪華クルーズ船「ホンディアス号」では最近、ハンタウイルス感染が発生し、3人が死亡した。南アフリカ保健省がきょう議会に提出した報告書では、乗客2人からハンタウイルスが検出され、人から人へ感染する可能性がある「アンデスウイルス株」だったことが確認された。 一部メディアは、船内にいたスペイン人乗客の話として、以前に23人がセントヘレナ島で下船し、その中に台湾人旅行者が含まれ、すでに台湾へ戻ったと報じた。 このうわさについて、衛生福利部疾病管制署の羅一鈞署長はきょう、書面で、海外報道がクルーズ船乗客の証言として「台湾人がすでに台湾に戻った」と伝えた件について、同署が複数のルートから得た情報とクルーズ会社が公表した乗客の国籍リストを総合した結果、初期評価では誤報の可能性が高いと説明した。 羅氏は、けさ国際保健規則(IHR)の連絡窓口を通じて世界保健機関(WHO)に確認を求めており、WHOからの回答を待っているとした。また、同時に別ルートでクルーズ会社にも確認中で、回答が得られ次第、外部に報告すると述べた。 疾病管制署の曾淑慧報道官はメディアに対し、感染は単一の国際クルーズ船と、下船後に確認された少数の輸出症例に限られていること、また台湾国内にはアンデスウイルスの動物宿主である「長尾稲鼠」が存在しないことから、台湾への直接流入リスクは限定的で、国内リスクは低いと評価していると述べた。 さらに、疾病管制署が現在把握している情報によると、船内には乗客86人、乗員61人の計147人がいた。乗客と乗員は23カ国から来ており、国籍はアルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、インド、アイルランド、日本、モンテネグロ、オランダ、ニュージーランド、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ロシア連邦、スペイン、トルコ、ウクライナ、英国、米国だった。 曾氏は「現時点では旅行感染症情報の警戒レベルを引き上げる必要もない」と強調した。ただし疾病管制署は、この事案を継続的かつ緊密に監視するため、専門チームを設置しており、WHOや国際的な勧告に基づいて防疫措置を調整している。 疾病管制署によると、台湾でこれまで確認された国内感染および海外からの移入ハンタウイルス症例の型はいずれも、重症度と死亡率が比較的低い「ソウルウイルス」で、今回のクルーズ船事案で確認されたアンデスウイルスは検出されたことがない。また、過去の海外移入例は2例のみで、2007年に中国からの移入が1例、2019年にインドネシアからの移入が1例あり、南米からの移入例はこれまで一度もない。 疾病管制署は、今後も感染動向を厳密に監視し、南米地域へ渡航する人に対してネズミ類に接触しないよう啓発を強化し、南米からの移入症例発生の脅威を低減していくとして、市民に安心するよう呼びかけた。(編集:李亨山)1150507 事実とともに立つという選択を。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 関連組織:洪迪亞斯號(クルーズ船)
- 原文内の日付:1150507
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