中央社台北15日電)中国のスポーツプラットフォーム「直播吧」は15日、国営メディアの中央テレビ(CCTV)が2026年アメリカ・カナダ・メキシコ共催のサッカーワールドカップ(W杯)における中国本土での放映権を獲得したと報じた。SNS上では、CCTVの最終的な契約額が1.1億米ドルだったとの情報が広がっており、国際サッカー連盟(FIFA)が当初提示した3億米ドルから6割以上値下げしたことになる。

中国メディアは15日、相次いで「直播吧」の独占情報を転載し、「央視拿下世界盃版權(CCTVがW杯放映権を獲得)」が中国のSNSで検索ランキング1位となった。現時点で、CCTVとFIFAはまだ合意に達したと発表していない。

中国特有の体制下では、重大な国際スポーツイベントの中国本土における放映権は、CCTVが独占的に交渉・購入するよう指定されており、CCTVが放映権を取得した後、他のプラットフォームに再配分する仕組みとなっている。

今大会のW杯は6月12日に開幕するが、中国本土での放映権は5月に入っても決まらず、CCTVとFIFAの価格交渉が難航し、こう着状態に陥っていると伝えられていた。中国メディアの報道によると、FIFAは2.5億米ドルから3億米ドルを提示し、これは前回のカタールW杯の倍額にあたるが、CCTVは6000万米ドルから8000万米ドルしか支払う意向を示さなかったという。

ここ数日、中国メディアはFIFAの法外な要求を激しく非難し、中国はカモにはならないと主張。中国本土の国民がW杯を視聴できなくなる可能性が社会的な関心を集めていた。

FIFAのマティアス・グラフストローム事務総長は12日に代表団を率いて中国を訪問し、その最優先の任務はCCTVとの協議だった。英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、FIFAの関係者はCCTVに中国本土のテレビ放映権の購入を説得しようとし、提示額を50%以上引き下げ、1.2億米ドルから1.5億米ドルにする案を提示したという。

FIFAが当初、高額を提示した主な理由は、今大会の出場チームが32から48に増え、試合数が104に増加するためだった。CCTVが大幅な値下げを求める強硬姿勢を示した主な理由は、アメリカ大陸開催による時差のため、視聴率と商業的価値が限られることにある。

CCTVは前回、3億米ドルで2018年大会と2022年大会の2大会分の中国本土における放映権を獲得していた。

中国のSNSでは15日、CCTVの最終的な契約額が1.1億米ドルで、FIFAの当初の提示額である3億米ドルから63%以上値下げされたとの情報が広がっている。多くのネットユーザーは、前回よりも低い価格であり、妥当な結果だとしている。(編集:楊昇儒/陳鎧妤)1150515

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  • 出典:中央社 CNA
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