【中央社】劇場関係者の林健平氏は、雲門基金会の支援プログラム「流浪者計画」を通じてタイの修行者たちと共同生活を送り、毎朝僧侶が口にする「今日は平凡な一日だ」という言葉に、自身の旅の意味を見出しました。

雲門基金会は16日、淡水の雲門劇場にて第18期「流浪者計画」の成果報告会を開催しました。7名の参加者がそれぞれの体験を語る中、7年越しの夢を叶えた林氏は、タイ東北部の森林寺院「ワット・パ・ナナチャート」で60日間を過ごしました。彼は「敬虔な仏教徒でも瞑想者でもない自分にとって、僧侶の『今日は平凡な一日(Today is a normal day)』という言葉が、この旅の最も誠実な注釈となった」と振り返りました。

ホーミー奏者の黄煜程氏は、発祥の地であるモンゴルのアルタイ山脈へ渡り、何もない荒野で技術を磨くのではなく、自分自身と向き合う大切さを学びました。また、聴覚障がいを持つ映像作家の蔡佳伶氏は、インドネシアのバリ島で手話を使うコミュニティと出会い、言葉の壁を超えて初めて自分らしく世界を感じられた経験を語りました。

長年この計画を支援している智榮基金会の施振栄董事長は、「多くの若者が旅を通じて成長し、土地や文化、人との関わりを再構築する姿を目の当たりにしてきた」と述べ、このプログラムの意義を強調しました。なお、雲門基金会は現在、第20期の応募を受け付けています。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:文化藝術