百年以上の歴史を誇る第一銀行が、富裕層向け資産運用市場においてダークホースとして頭角を現しています。今年2月時点で、同銀行の富裕層顧客数は3,000口座を超え、運用資産残高(AUM)は3,000億台湾ドルを突破しました。特に高雄の「アジア資産管理センター」特区においても、100億台湾ドル以上のAUMを達成し、業界をリードする存在となっています。
2021年に「財管2.0」のライセンスを取得した当初、第一銀行は民間の競合他社に遅れをとっていました。しかし、法人金融の強みを活かし、顧客一人ひとりのニーズを深く掘り下げる戦略に転換しました。単に商品を売り込むのではなく、「どのような運用を望むか」という顧客の意向を汲み取り、リスク許容度や収益目標に応じたカスタマイズ商品を設計することで、顧客との信頼関係を築きました。
また、同銀行は金融商品だけでなく、富裕層が抱える相続や事業承継の悩みにも対応しています。弁護士や会計士と連携し、税務対策や資産の次世代への移転を支援するサービスを提供することで、単なる融資先から「家族の資産パートナー」へと役割を拡大させました。現在、全183支店のうちほぼ全ての拠点で富裕層向け業務が展開されており、チーム一丸となったサービス提供体制が、顧客から「以前の第一銀行とは全く違う」と高く評価されています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
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