中央メッセージ
(中央社記者 張建中 新竹17日電)人工知能(AI)の活発な発展により、メモリ産業の需給に構造的な変化が生じ、空前の活況を呈している。収益の激増と在庫確保の需要の高まりを受け、メモリモジュールメーカー各社は転換社債(CB)の発行や銀行のシンジケートローンの実施を相次いで行い、運転資金を拡充している。資金調達額は合計で280億台湾ドル(約1,350億円)を超えると推定される。
クラウドサービスプロバイダー(CSP)によるAIインフラへの大規模投資により、AIサーバーの需要が急増している。半導体の先端プロセス、先端パッケージング、高帯域幅メモリ(HBM)、DDR5、NANDフラッシュメモリなどの関連生産能力が不足しており、生産能力の競合により、DDR4やDDR3などのメモリも同様に供給不足の状態にある。
市場調査会社トレンドフォース(集邦科技)の推定によると、第1四半期のコンシューマー向けDRAM契約価格は75%〜80%上昇し、第2四半期にはさらに45%〜50%上昇する見通しだ。スマートフォン用モバイルメモリLPDDR5の第1四半期契約価格は58%〜63%上昇し、第2四半期には78%〜83%上昇すると予測されている。
メモリ価格の高騰に伴い、メモリモジュールメーカーの今年の売上高は多くが倍増しており、そのうちInnodisk(宜鼎)、Transcend(創見)、Neo Forza(凌航)の累計1〜4月期売上高は、すでに昨年の年間水準を超えている。
メモリモジュールメーカーの運転資金需要が増大しているほか、材料調達のための資金需要も高まっており、各社は相次いで転換社債の発行や銀行シンジケートローンを実施し、運転資金を拡充している。
ADATA(威剛)は20億台湾ドルの転換社債発行と120億台湾ドルの銀行シンジケートローンを完了し、さらに3,000万株の第三者割当増資を計画している。Neo Forza(凌航)は15億台湾ドルの転換社債と30億台湾ドルの銀行シンジケートローンを完了した。
Apacer(宇瞻)とTeamGroup(十銓)はそれぞれ10億台湾ドルと20億台湾ドルの転換社債発行を完了した。Innodisk(宜鼎)とTranscend(創見)はそれぞれ30億台湾ドルの転換社債発行を計画しており、Silicon Power(廣穎)も5億台湾ドルの転換社債発行を計画している。(編集:蔡素蓉)1150517
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:產業動態
- 製品・サービス:DDR5 / DDR4