【ジュネーブ17日共同】世界保健機関(WHO)は17日、コンゴ民主共和国およびウガンダでエボラ出血熱の感染が拡大している現状を受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言しました。ロイター通信によると、WHOは今回の流行が希少な「ブンディブギョ型」ウイルスによるものと特定しましたが、世界的なパンデミックと呼ぶ段階には至っていないと説明しています。
国連の声明によると、16日時点でコンゴ民主共和国のイトゥリ州(ブニア、ルワンパラ、モンワルの少なくとも3地区)において、死者80人、検査で確定した感染者8人、疑い症例246人が報告されています。コンゴ民主共和国保健省は15日、東部での今回の流行により少なくとも80人が死亡したと公表していました。
またWHOは、ウガンダの首都カンパラでも15日と16日に、コンゴ民主共和国から帰国した人物から2件の感染を確認したと報告しています。このうち1人が死亡しており、感染源は別個のものとみられています。さらに、コンゴ民主共和国の首都キンシャサでも、イトゥリ州への渡航歴がある感染者が1人報告されました。
【エボラウイルスについて】 エボラウイルスはフィロウイルス科に属し、特徴的な糸状や分岐状、あるいは丸まった形状をしています。現在、ブンディブギョ型、ザイール型、スーダン型、レストン型、タイ・フォレスト型の5種が分類されており、その抗原性や生物学的特性は異なります。ブンディブギョ型、ザイール型、スーダン型はアフリカで大規模な感染を引き起こしており、2014年に西アフリカで流行したものはザイール型です。レストン型はフィリピンや中国で確認されており、ヒト以外への霊長類に致死的な出血熱を引き起こしますが、ヒトへの感染例では臨床症状は見られないとされています。台湾では現在まで確定症例は報告されておらず、第5類伝染病に指定されています。
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- 出典:中央社 CNA
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