(中央社ドバイ21日総合外電)2人のイラン高官筋によると、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、同国が保有する兵器級に近い濃縮ウランの国外への搬出を禁止するよう命じた。これは和平交渉における米国の主要な要求の一つであり、テヘランの関連する立場がより強硬になったことを示している。ロイター通信の報道によると、モジタバ・ハメネイ師の命令は、トランプ米大統領をさらに失望させ、米国とイスラエルの対イラン戦争終結を目指す交渉をより複雑にする可能性がある。イスラエル当局者はロイターに対し、トランプ氏がイランの高濃縮ウラン在庫は国外に搬出され、いかなる和平合意にも関連条項が含まれなければならないとイスラエル側に保証したと語った。高濃縮ウランは核兵器製造の重要な原料である。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、濃縮ウランがイランから搬出され、テヘランが代理武装組織への支援を停止し、イランの弾道ミサイル能力が解体されて初めて、戦争は終結したと見なすと強調している。機微に関わるため匿名を条件としたイランの情報筋の一人は、「最高指導者の命令と政府内のコンセンサスは、濃縮ウラン在庫は国内から出してはならないというものだ」と明かした。情報筋によると、イランの高官らは、濃縮ウランを国外に搬出すれば、将来的にイランが米国とイスラエルから攻撃を受けやすくなると考えている。ホワイトハウスとイラン外務省は、ロイターのコメント要請に応じなかった。しかし、イランの情報筋は、この問題には「国際原子力機関(IAEA)の監督下で在庫を徐々に希釈する」などの「実行可能な解決策」が依然として存在するとも言及した。国際原子力機関は、イスラエルと米国が昨年6月にイランの核施設を攻撃した際、イランは60%に濃縮されたウランを440.9キログラム保有していたと推定している。イランが現在、この種の濃縮ウランをどれだけ保有しているかは不明である。

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  • 出典:中央社 CNA
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