国際的な文学賞である「国際ブッカー賞」を受賞した『台湾漫遊録』のテレビドラマ化が決定した。台湾と日本の共同制作となる。台湾側のプロデューサーである張辰漁氏は本日、自身のFacebookで、異なる形式の『台湾漫遊録』を通じて、より多くの観客を感動させたいと語った。

張氏は、5月19日の受賞発表の瞬間、ロンドンにいたと振り返る。感動とともに大きな衝撃を受け、「良い物語には、時空や国境を越え、無数の人々の心を強く結びつける巨大な力がある」と述べた。

「世界柔軟數位影像文化」のプロデューサーである張氏は、会社で開発するコンテンツを探す際、台湾を主体としつつ、国際市場でのポテンシャルを持つテキストを探していた。同僚や日本のパートナーから『台湾漫遊録』を強く勧められ、一読した直後に権利獲得を決意し、幸運にも映像化権を取得できたという。

張氏は、この作品には魅力的な二重の物語構造があると語る。表層には1930年代の鉄道、グルメ、百合(女性同士の絆)の要素を融合させた台湾の感官の旅が描かれているが、深層では言語の権力と植民地視点の間にある深い弁証法を指摘している。

張氏は、「物語の中の二人の関係は、単なるロマンチックな理解ではなく、植民地支配者と被支配者のミクロな縮図です。絶え間ない翻訳と誤訳の間で、階級、性別、国籍の間の葛藤が繊細かつリアルに描かれています」と説明した。

張氏は、「物語の設定や多言語環境を考慮し、今後も世界各地でこの物語に共感してくれるパートナーと協力し、異なる形式の『台湾漫遊録』でより多くの観客を感動させたい」と意欲を見せた。

台湾と日本の文化交流に長年注目してきた作家の栖来光氏もFacebookで、台日共同制作のドラマ化について「この小説が将来、世界中の観光客が台湾を巡る旅の出発点になるかもしれないと思うと、本当にワクワクする」と期待を寄せている。

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  • 出典:中央社 CNA
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