中東での戦火が石油や天然ガスなどの世界的なエネルギー供給不足を引き起こす中、インドのモディ首相は代替エネルギーの模索を強く促している。これと並行して、デリーでは2台の水素バスが試験運行を開始し、インドの伝統的なエネルギーへの依存を減らす試みが行われている。米国、イスラエル、イラン間の戦争やホルムズ海峡の封鎖により、インドはこれまでのように中東から燃料を輸入することが困難になっている。インドは原油と液化石油ガスの輸入の約半分をホルムズ海峡に依存しており、このため国内のガソリンやディーゼル価格はわずか1週間2度も上昇した。新デリーテレビ(NDTV)の22日の報道によると、モディ首相は欧州訪問を終えた直後の21日夜、閣僚会議を開き、エネルギー供給不足への対応策を協議した。また、調理時に液化石油ガス(LPG)の代わりにバイオガスを使用することを推奨するなど、伝統的なエネルギー以外の代替エネルギーを模索するよう呼びかけた。モディ首相は欧州訪問の前にアラブ首長国連邦(UAE)に立ち寄り、石油・天然ガス供給に関する合意を急いで締結したが、国内に対しては燃料消費の削減を訴え続けている。国民に対し、可能な限り電気自動車や公共交通機関を利用し、不要不急の海外旅行を控えるよう求めている。インドがエネルギー供給不足に直面し、解決策を模索する中、デリーでは新型燃料を用いた水素バスの試験導入が始まった。エコノミック・タイムズ紙によると、デリーでは2台の水素バスが試験運行されており、現段階では1日あたり約180キロを走行している。今回導入された水素バスは水素燃料電池車で、水素を電気エネルギーに変換して走行する。屋根には4つの水素タンクが搭載されており、満タンで最大約250キロの走行が可能だ。しかし、タイムズ・オブ・インディア紙は、水素バスはまだ完全には商業化されておらず、既存の燃料バスや電気バスに取って代わる大規模な導入は当面難しいと指摘している。同紙の例によると、燃料費と運転手の給与を含め、現在使用されている圧縮天然ガス(CNG)バスの運行コストは1キロあたり約60ルピー(約19.7台湾ドル)だが、水素バスは100ルピー(約32.86台湾ドル)に達するという。

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  • 出典:中央社 CNA
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