無所属の李文良・金門県副県長は22日、郷親サービスセンターを設立し、年末に行われる金門県長選挙への出馬を表明した。

金門県長選をめぐっては、中国国民党がすでに立法委員の陳玉珍氏を公認候補として指名しているほか、同党の楊鎮浯・前金門県長も「決して欠席しない(出馬の意向)」と表明しており、波紋を呼んでいる。

李氏の出馬に対し、陳玉珍氏は声明で「李副県長がこの4年間、金門のために尽くした貢献に感謝する」としつつ、「金門の住民はリーダーシップチームに大きな変化を期待している。私の実行力と決断力で、皆さんと共に金門を真に変えていく」と強調した。

楊鎮浯氏の事務所が発表した声明によると、楊氏は「金門は中華民国の離島の最前線であり、資源が不足しているからこそ、対立ではなく広く縁を結ぶべきだ」と述べ、「鎮浯は金門で生まれ育った子弟であり、初心を忘れず、住民のために最後まで尽くすという約束は変わらない」と語った。

李文良氏は金寧郷でサービスセンターを開設し、出馬会見で「海峡の星、域を超えた同城」という核心思想を掲げた。金門は両岸の架け橋であるだけでなく、海峡の中心として台湾、北東アジア、東南アジア、さらにはアメリカ大陸までをつなぐべきだと主張した。

李氏は「西へ向かえば、国際都市である廈門を通じて中国全土の主要都市に触手を伸ばし、東南アジア、欧州、ニュージーランド、オーストラリアなどとも連結できる」とし、「この地理的優位性を金門は掌握し、発揮すべきだ。もはや両岸関係に限定せず、国際的な視点を持つべきだ」と述べた。

李氏は「両岸の平和、金門優先」「政策の継続、専門的な統治」「僑郷(華僑の故郷)との連結、原郷との共栄」「持続可能な発展、国際的な連携」「クリーンな選挙、党派を超越」といった統治理念を掲げている。

なお、メディアから辞職の時期を問われた李氏は、「県長には報告済みだが、県政の連続性を考慮し、業務の引き継ぎが完了した段階で選挙に専念する」と答えた。

李氏は米北コロラド大学でスポーツ科学の博士号を取得し、国立金門大学での教鞭や金門県教育処長を経て、現在は副県長を務めている。

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  • 出典:中央社 CNA
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