中央社(北京)25日、中国の学者で文芸理論家の劉再復氏が本日、杭州で死去した。享年85歳。劉氏は1989年の「六四」事件後に海外へ亡命し、2005年には台湾で講義を行ったこともある。李澤厚氏との共著『革命に別れを告げる』は、広範な議論を巻き起こした。香港の明報によると、親族の確認により、劉氏が24日昼に病気のため杭州で亡くなったことが明らかになった。劉氏は1989年に渡米する前、中国社会科学院文学研究所の所長を務めていた。渡米後は、シカゴ大学、コロラド大学、ストックホルム大学、ブリティッシュコロンビア大学、香港城市大学、香港科技大学、台湾の中央大学、東海大学などで客員教授や名誉教授を歴任した。1941年に福建省で生まれた劉氏は、自身の人生を「父の死、文化大革命での蔵書喪失、1989年後の祖国喪失」という3つの大きな喪失を経験したと語っていた。1980年代の中国の「文化熱」の中で、文芸研究のリーダー的存在となったが、1989年の天安門事件後に亡命を余儀なくされた。その後、李澤厚氏と共に「改良を求め、革命を避ける」という非暴力的な解決策を提唱した。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:obituary
  • 原文内の日付:1989 / 2005