中央通信社リパリ25日発。シチリア島への旅行計画に伊奧利諸島を組み込む台湾人観光客が増えている。7つの島からなるこの群島は、ユネスコ世界遺産に登録されており、独特の火山地形や美しい海景を誇る。かつては「ムッソリーニの悪魔島」と呼ばれた歴史を持つ。群島は現在「伊奧利ブランド」として、メッシーナ市や100以上の地元企業の支援を受け、観光市場の拡大を目指している。伊奧利諸島は、考古学公園のような場所で、火山灰や溶岩が歴史的遺物を保存している。最大の島であるリパリ島には、星付きホテルや民宿が立ち並び、年間20万人の観光客が訪れる。記者団が訪れた際、アジア人観光客は見当たらず、台湾市場には大きな可能性がある。リパリ島の城塞には、1926年から1943年のファシスト政権時代、500人以上の政治犯が収容されていた。1929年には反ファシストの要人3人が小舟で脱獄し、国際的な注目を集めた。歴史家ピノ・ラ・グレカ氏は、メディアの自由と真実の重要性を強調する。また、リパリ島は黒曜石の産地としても有名だ。考古学博物館には石器時代の道具が展示されている。しかし、観光客向けにプラスチック製の偽物も多く出回っている。職人のマッシモ・ジーノ氏は、本物の黒曜石には天然の模様があり、一つひとつ形が異なると説明する。手作業での加工は非常に時間がかかるため、後継者不足が課題となっている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:Travel/Culture
  • 関連組織:La casa della Ossidiana