中央通信社によると、潤泰グループの尹衍樑総裁が26日、逝去した。生前、台北栄民総医院(台北栄総)に多額の寄付を行い、台湾初の重粒子線がん治療センターや医療従事者用宿舎ビルの建設を支援した。台北栄総の陳威明院長は声を詰まらせながら、「最も尊敬する人、安らかに眠ってください」と恩人を見送った。

潤泰グループは今日、グループ総裁であり唐奨の創設者でもある尹衍樑氏が、115年5月26日早朝4時過ぎ、台北栄民総医院で安らかに息を引き取ったと発表した。享年76歳。臨終の際には家族が付き添っていた。グループの全従業員は訃報を聞き、深い悲しみと名残惜しさを感じている。

「今もまだ気持ちの整理がついていない」と、陳威明院長は今日午前、中央通信社の記者に語った。尹衍樑氏を見送ったばかりの陳院長は、尹氏が台湾の、そして台北栄総にとっての大恩人であると述べた。声を詰まらせながら、尹氏が台北栄総のために行ったことの多くは外部には知られていないとし、尹氏は自分が最も尊敬する人であり、ただ「安らかに眠ってください」と繰り返すしかなかった。

台北栄総の重粒子線がん治療センターは2015年に契約式が行われた。重粒子線がん治療センターの予算は42億台湾ドルに達し、長年の資金調達の末、当時、宏国グループ、宏泰グループ、そして尹衍樑氏のグループが共同で21億台湾ドルを寄付することを決定した。そのうち尹氏が15億台湾ドルを寄付し、ハードウェア建設を支援した。

また、台北栄総の新しい医療従事者用宿舎ビルも潤泰グループの善意による寄付で建設された。土地代を含め21億台湾ドル以上を投じ、わずか473日で完工・運用開始された。地下1階、地上18階建てで、300室の独立したスイートルームを備え、各部屋には4組の独立したデスク、ベッド、キャビネットが配置され、計1200床が独身の医療従事者のために提供されている。

整形外科の名医である林静芸氏は以前、夫の林芳郁氏が台北栄総の院長を務めていた際、夫婦で尹氏を酔わせたエピソードを共有したことがある。ほろ酔い加減の尹氏は、この「医療界のおしどり夫婦」が若い医師の海外研修のための寄付を求めていることを知ると、「そんなことのために、わざわざ私を酔わせる必要はない」と即座に答え、2億台湾ドル以上を寄付したという。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:obituary