株式会社EXIDEA(本社:東京都中央区、代表取締役:小川卓真)は、日本語検索におけるGoogle検索1位URLと、AI Overview(以下、AIO)への引用状況を分析した結果を公表します。
本調査の対象は、Google検索で1位に表示されたURL(28,476クエリ分)です。
主要指標 — KEY FIGURES
その結果、検索1位URLのうち、AIO回答内に引用された割合は61.2%、引用されなかった割合は38.8%でした。検索1位は今後も重要なSEO成果です。ただし、検索順位とAIによる引用は同じものではありません。
本調査結果の要旨
検索1位を取ることはゴールではない。AI検索時代には、検索結果で上位にいるだけでなく、AIが回答根拠として使いやすい構造になっているかを確認する必要がある。
調査の概要
項目
内容
調査対象
Google検索で検索1位に表示されたURL(query × url単位)
分析クエリ数
28,476クエリ
判定内容
同じクエリのAIO回答内に、検索1位URLが引用元として含まれるか
主な分析
AIO引用率の集計、引用あり/なしの比較、LightGBM・SHAPによる関連要素の確認、記事特徴量の比較
補助データ
EMMAスコア、クエリラベル、記事特徴量(SEOLabels)
データ取得時期
2026年2月〜3月
調査主体
株式会社EXIDEA
<注記>
EMMAスコア:EXIDEAが提供するオールインワンSEOツール「EmmaTools」のスコアリング機能により算出される、対象コンテンツのSEO品質を表したスコアです。
1. 検索1位でも、約4割はAIOに引用されていなかった
分析対象となった28,476クエリの検索1位URLのうち、AIOに引用されたURLは17,414件でした。割合にすると61.2%です。
一方で、AIOに引用されなかったURLは11,062件、割合にすると38.8%でした。
状態
件数
割合
AIOに引用された
17,414件
61.2%
AIOに引用されなかった
11,062件
38.8%
図1:検索1位URLがAIOに引用されたかの集計(n=28,476)。引用あり61.2%、引用なし38.8%
この結果から言えることは、単純です。検索1位を取っても、AIOに引用されるとは限りません。
従来のSEOでは、検索1位は最もわかりやすい成果指標でした。しかしAIOでは、検索結果の順位とは別に、回答の根拠としてどのページを使うかが選ばれます。
したがって、検索1位を取った後にも、そのページがAIOで引用されているかを確認する必要があります。
2. 検索1位の中でも、引用されるページには差があった
検索1位URLに限定して、AIOに引用されたページと引用されなかったページを比較すると、引用されたページの方がEMMAスコアが高い傾向が見られました。
指標
AIOに引用なし
AIOに引用あり
引用あり/なし
EMMAスコア
48.3
52.6
1.09倍
YMYLクエリ比率
25.9%
30.6%
1.18倍
指名クエリ比率
26.7%
20.4%
0.77倍
図2:検索1位URLについて、AIO引用あり群の平均値を引用なし群と比べた倍率差。
EMMAスコアは、引用なし群が48.3、引用あり群が52.6でした。引用あり群の方が約9%高い結果です。YMYLクエリ比率も引用あり群の方が高い一方、指名クエリ比率は引用なし群の方が高くなりました。
ただし、この結果だけで「EMMAスコアを上げれば必ずAIOに引用される」とは言えません。EMMAスコアはGoogleの内部評価指標ではなく、EmmaToolsが提供するSEOコンテンツの補助指標です。
重要なのは、検索1位という同じ土俵に立っていても、AIに引用されるページと引用されないページには差があるという点です。本調査の範囲では、その差はコンテンツの評価やクエリとの結びつきと関連していました。
3. 差は「順位」ではなく、コンテンツと検索文脈に表れていた
要素ごとにAIO引用の有無との関連を見た分析では、EMMAスコアとEMMAキーワード密度が上位に入りました。これは、検索1位の中でも、クエリとの結びつきが強く、コンテンツ評価の高いページほど引用されやすい傾向があることを示しています。
一方で、指名クエリも関連の強い要素として上位に入りました。ただし、これは「指名クエリなら引用されやすい」という意味ではありません。本調査では、指名クエリは引用されにくい側との関連が見られました。
図3:検索1位URLに限定し、要素ごとにAIO引用の有無との関連の強さを見たSHAP Bar。値は関連の強さであり、引用されやすい方向を示すとは限らない。
従来のSEOでは、自社名や商品名で検索された場合、公式ページが上位に表示されやすいと考えられてきました。しかしAIOの引用に限ると、「指名検索だから公式ページが必ず引用される」とは言い切れません。自社名やサービス名であっても、実際にどのページがAIOで引用されているかを確認する必要があります。
4. AIOに引用されるページは、回答根拠として使いやすい構造を持っていた
記事特徴量(SEOLabels)が付与された検索1位URL 1,094件を対象に比較すると、AIOに引用されたページには、いくつかの共通点が見られました。
コンテンツの特徴
AIOに引用なし
AIOに引用あり
引用あり/なし
専門資格・肩書きの明示
6.7%
12.1%
1.81倍
著者情報あり
14.3%
24.9%
1.74倍
まとめ・結論
30.8%
45.2%
1.47倍
冒頭で直接回答
37.2%
53.9%
1.45倍
FAQ・Q&Aセクション
17.5%
25.3%
1.45倍
簡潔な定義
51.0%
70.9%
1.39倍
サブトピック網羅
45.3%
60.3%
1.33倍
図4:記事特徴量が付いた検索1位URLで、AIO引用あり群と引用なし群の特徴を比較。
特に差が大きかったのは、専門資格・肩書きの明示と著者情報の有無です。誰が書いた情報なのか、どのような専門性に基づく情報なのかが明確なページほど、AIOに引用される割合が高い傾向が見られました。
また、冒頭で結論を述べる、FAQを設ける、用語を簡潔に定義する、まとめを置くといった構造も、引用されたページで多く見られました。これは、AIが回答を生成する際に、根拠となる情報をページ内から抜き出しやすいためだと考えられます。
長い文章で網羅的に説明するだけでは不十分です。AIに引用されるには、情報が整理され、回答の根拠として使いやすい形になっている必要があります。
5. SEO担当者が確認すべきこと
本調査から見えた課題は、検索順位とAIO引用のズレです。検索1位を取ることは今後も重要です。しかし、それだけではAIO上の露出は保証されません。
AI検索時代のSEOでは、次の2つを分けて見る必要があります。1つ目は、検索結果で上位を取れているか。2つ目は、そのページがAIOで引用されているかです。
確認項目
見るべきポイント
主要クエリでAIOに引用されているか
検索1位ページがAIO回答内の引用元に含まれているかを確認する。引用されていない場合は、どのページが引用されているかも見る。
著者情報・専門性が明示されているか
執筆者、監修者、資格、肩書き、専門領域などがページ上で確認できる状態になっているかを見る。
冒頭で直接回答しているか
結論、簡潔な定義、FAQ、まとめなど、AIが回答根拠として抜き出しやすい構造があるかを見る。
指名検索でも引用元を確認しているか
自社名・サービス名検索でも、公式ページが必ずAIOに引用されるとは限らない。実際の引用元を定期的に確認する。
結論:検索されるページから、AIに引用されるページへ
本調査では、Google検索で1位に表示されたURLでも、38.8%はAIOに引用されていませんでした。
この結果は、検索1位の価値を否定するものではありません。むしろ、検索上位を取った後に見るべき指標が増えた、ということです。
AI検索時代のSEOで重要なのは、そのページが検索結果で上位にいるだけでなく、AIに回答根拠として引用されているかです。そして、引用されるページには、著者情報、専門性、冒頭での直接回答、FAQ、簡潔な定義、整理された段落構造といった特徴が見られました。
検索順位の最適化だけでは足りません。これからのコンテンツ改善では、AIが回答根拠として使いやすい情報設計まで整える必要があります。
EmmaToolsについて
EmmaToolsは、SEOコンテンツの制作・改善を支援するツールです。検索意図にもとづくコンテンツ設計や、AIに引用される可能性を意識した記事構造づくりをサポートします。
「検索1位なのにAIOで引用されているかわからない」「競合はAIOに出ているのに自社が出ない」「AI検索時代のSEOで何から見直すべきか整理したい」といった課題がある場合は、主要クエリごとの引用状況とページ構造の点検が必要です。
お問い合わせ
EmmaToolsに関するお問い合わせ・資料請求はこちらから受け付けております。
・EmmaToolsサービスサイト:https://emma.tools
・株式会社EXIDEA お問い合わせ: https://exidea.co.jp/contact
注記
本分析は相関分析であり、因果を断定するものではありません。特定の要素を追加すれば必ずAIOに引用されると示すものではありません。
AIO引用率は、検索1位に表示されたURL全体を分母とし、そのうち同じクエリのAIO回答内に引用されたURLの割合を指します。
EMMAスコアはEmmaToolsが提供するSEOコンテンツの補助指標であり、Googleの内部評価指標ではありません。
記事特徴量(SEOLabels)が付与された検索1位URLは1,094件であり、コンテンツ特徴の比較は補助分析として扱っています。
検索結果やAIOの表示は、時期、ユーザー環境、クエリによって変動する可能性があります。
本調査は日本語検索を対象としており、他言語での傾向は異なる可能性があります。
会社概要
会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階
代表者:小川 卓真
設 立:2013年5月
資本金:1,500万円
従業員数:76名(連結)※2026年5月末現在
事業内容:BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営
EXIDEAは、クリエイティブとデジタルマーケティングを融合した「カテゴリーデザイン」によって、企業の新たな成長を支援します。AI機能を搭載した自社開発のマーケティングツールの提供と併せて、ビジネスの戦略策定から実行・改善まで一貫して伴走します。
AI機能搭載のオールインワンSEOツール EmmaTools|https://emma.tools
BtoBブランディング W/A|https://wa-concept.net
BtoBマーケティング 180°|https://exidea.co.jp/180
動画マーケティング CINEMATO|https://cine-mato.com
総合比較メディアHonNe(ホンネ)|https://exidea.co.jp/blog
JET-Robotics(ロボット導入支援プラットフォーム)|https://jet-mfg.com
WiMAX比較.com| https://xn--wimax-lu8k074r.com
本件に関するお問い合わせ
株式会社EXIDEA カテゴリーグロース本部 広報担当
E-mail:[email protected]
TEL:03-5579-9934(受付時間:平日9時~18時)
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査結果
- 関連組織:EmmaTools / HonNe(ホンネ) / CINEMATO