フロンティア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋 政裕)は、BtoB企業において、過去3年以内に外部委託先(システム開発・マーケティング・コンサルティング等)の選定・発注に関わった担当者・決裁者1,005名を対象に、「BtoB発注における外部委託先の選定と生成AI活用」に関する調査を行いました。

近年の生成AIの進歩によりBtoBビジネスにおいて、システム開発やマーケティング、コンサルティングなどの外部委託先を探す際に、生成AIを活用して効率的に情報収集を行う企業も増えているのではないでしょうか。生成AIを使えば、自社の希望する条件に合った委託先の候補を効率的に見つけられる一方で、「条件は合っているはずなのに、なんとなく違う」と感じるケースもみられます。

本調査では、こうした生成AIの普及を背景に、BtoBの発注現場で「生成AI検索迷子」とも呼ぶべき現象が広がっている実態が明らかになりました。

【生成AI検索迷子とは】

発注側が自社の本質的な課題や潜在的なニーズを十分に言語化できないままAIに頼った結果、提示された企業に対して「スペックや条件は満たしているはずなのに、何かが違う」という違和感を抱き、比較検討を繰り返すうちに疲弊し、最終的な判断を下せなくなってしまう状態を指します。

今回の調査では、約8割が自社の課題を言語化することに苦戦しており、AIによる画一的な提案だけでは最終的な発注先を決めきれないなど、生成AIの利便性が高まる一方で、発注担当者が「自社に本当に合う委託先」を見極める難しさも浮き彫りとなりました。

【調査サマリー】

1.外注先探し、約8割が「自社の課題を整理・言語化することに難しさを感じている」と回答!

・委託先探しにおいて、自社の課題を整理・言語化することに「難しさを感じる」担当者は約8割に上る。

・候補を探すためのツールとしては「生成AI」が半数を占めて最多となり、効率的な情報収集の手段として定着しつつある。

・8割超が目的の候補企業を見つけられていると回答するものの、約6割は一定の手間や時間を要している。

2.「条件は満たしているけど、何か違う…」約8割がAIの提示する候補企業への違和感を言語化できず!

・生成AIなどのツールで条件を満たす候補を見つけても、約9割が「本当に自社に合うか判断がつかない」と迷いを感じている。

・検索を進める中で、「当初の要望・課題と違う方向に進んでしまった」「条件は満たしているが何か違う違和感を言語化できない」 といった言葉にできない違和感を抱く担当者も約8割を占めている。

3.条件クリアでも約9割が「社風や担当者とのミスマッチ」を経験!AI普及後も『専門家のサポート』が必要と感じる方は9割

・デジタルツールの情報だけでは「対応のスピード感」や「意図の汲み取り」といった実務的な部分がわからず、画一的な提案に物足りなさを感じている。

・条件を満たしていても約9割がミスマッチを経験しており、最終選定にあたって「第三者の専門家によるサポート」の必要性を感じる担当者は同水準に上っている。

1.外注先探し、約8割が「自社の課題を整理・言語化することに難しさを感じている」と回答!

はじめに、「外注をするにあたって自社の課題を整理・言語化するうえで難しさを感じるか」と尋ねたところ、約8割が『非常に難しさを感じた(24.7%)』『やや難しさを感じた(57.2%)』と回答しました。

外部委託先の選定・発注に関わった担当者・決裁者の約8割が自社の課題を整理・言語化することに難しさを感じていることから、外部委託において、委託先を選ぶ以前に「自社が何に課題を感じ、何を実現したいのか」を明確にすることに難しさがあると考えられます。

課題の言語化に難しさを抱える中、担当者は実際にどのような手段を用いて委託先を選定したのでしょうか。

「その際、委託先候補を探すためにどのようなツールを活用したか」と尋ねたところ、『生成AI(ChatGPT・Gemini・Claudeなど)(50.0%)』が最も多く、『Web検索ツール(Google検索など)(46.9%)』『企業比較サイト(42.8%)』と続きました。

委託先候補を探すツールとして、約半数が「生成AI」を挙げており、最も多い結果となりました。前問では約8割が自社の課題を整理・言語化することに難しさを感じていたことから、対話を通じて条件や課題を整理できる生成AIが、情報収集の初期段階で活用されていると推察されます。また、「Web検索ツール」や「比較サイト」も挙げられており、従来から利用されてきた情報収集手段も引き続き活用されていることがうかがえます。このことから、生成AIに利用が集中しているというよりも、複数の手段を併用しながら、委託先の候補を探している実態がうかがえます。

では、これらのツールを活用しながら、自社に最適な委託先を見つけるまでに、どの程度の手間や時間がかかっているのでしょうか。

ここからは、前問で「生成AI」「企業比較サイト」「Web検索ツール」のデジタルツールを活用したと回答した方にうかがいました。

「生成AIや検索ツール(比較サイト含む)を使用して、自社に最適な委託先を見つけるまでにどれくらいの手間や時間がかかったか」と尋ねたところ、約9割が『手間をかけず、すぐに見つけられた(25.2%)』『ある程度の手間や時間はかかったが、見つけられた(59.8%)』と回答しました。

生成AIや検索ツールを活用することで、多くの担当者が目的に合った委託先候補を見つけられている結果となりました。候補を探す際の情報収集や絞り込みに、これらのツールが役立っていると考えられます。一方で、約6割が「ある程度の手間や時間はかかったが、見つけられた」と回答していることから、ツールを活用しても、候補の比較や検討には一定の手間や時間がかかっていることが示唆されました。

2.「条件は満たしているけど、何か違う…」約8割がAIの提示する候補企業への違和感を言語化できず!

多くの担当者が最適な委託先企業を見つけられたと回答していますが、実際に生成AIや検索ツールで見つけた候補企業が「本当に自社に合っているのか」と判断に迷った経験はあるのでしょうか。

引き続き、委託先候補を探すためのツールとして「生成AI」「企業比較サイト」「Web検索ツール」と回答した方にうかがいました。

「外部委託先を探す際、生成AIや検索ツールで提示された候補企業に対して、『本当に自社に合うのか判断がつかない』と迷ったことはあるか」と尋ねたところ、約9割が『よくある(24.9%)』『ときどきある(66.6%)』と回答しました。

生成AIによって条件に合う企業をリストアップできても、自社に本当に適した企業なのかを判断しきれない状況が浮き彫りになりました。表面的な条件を満たしていても、自社特有の課題や細かな要望に対応できるかといった定性的な部分については、AIや検索ツールから得られる情報だけでは判断が難しいと考えられます。

候補企業の中から自社に合う企業を判断する難しさが示されましたが、そもそもAIを使って委託先を探す過程で、当初の要望や課題から方向性がずれてしまうことはあるのでしょうか。

「生成AIが提示した検索条件や絞り込み項目に沿って探していくうちに、当初の自社の要望・課題とは違う方向に進んでしまったことはあるか」と尋ねたところ、約8割が『よくある(18.5%)』『ときどきある(65.1%)』と回答しました。

約8割が、検索を進めるうちに当初の目的から方向性がずれてしまった経験があることが分かりました。生成AIは入力された情報をもとに回答を提示するため、課題設定や指示の内容によっては、当初の目的とは異なる方向に検索が進む可能性があります。特に、自社の課題を正しく言語化できていない状態では、AIの提案に引きずられ、本質的な解決策から遠ざかってしまうリスクもあるのではないでしょうか。

AIを使って探す過程で、当初の目的から方向性がずれてしまうケースが示されましたが、条件を満たす候補企業に対して「何か違う」と感じたとき、その違和感を言語化することにも難しさがあるのでしょうか。

「生成AIが提示した委託先候補について『条件は満たしているけれど、何か違う』と感じたものの、その違和感を言語化・説明することが難しかった経験はあるか」と尋ねたところ、約8割が『よくある(23.3%)』『ときどきある(60.4%)』と回答しました。

言語化できない違和感を抱えたまま、委託先の選定を進めている担当者が多いことが分かりました。生成AIは条件に基づいて候補を絞り込むことには適していますが、担当者が求める「ニュアンス」や「熱量」といった定性的な要素まで捉えることは難しいと考えられます。こうした「何か違う」と感じる背景には、検索条件だけでは表現しきれない自社特有の課題やニーズがあると推測されます。

では、具体的にどのような情報が不足していると感じるのでしょうか。

「生成AIや条件検索で企業を探すときに、『この情報だけでは本当のところがわからない』と感じた、もしくは感じそうなのはどの部分か」と尋ねたところ、『対応のスピード感(42.6%)』が最も多く、『的確に意図を汲み取ってくれるか(41.6%)』『希望の予算でどこまで対応してもらえるか(35.2%)』と続きました。

『対応のスピード感』や『的確に意図を汲み取ってくれるか』といった、実際のコミュニケーションでしか測れない要素が上位に挙がりました。また、『希望の予算でどこまで対応してもらえるか』といった予算に対する柔軟な対応力も含め、最終的な信頼関係を築けるパートナーかの見極めが困難であることがうかがえます。

3.条件クリアでも約9割が「社風や担当者とのミスマッチ」を経験!AI普及後も『専門家のサポート』が必要と感じる方は9割

Web上の情報だけでは判断しにくい要素があることが示されましたが、実際に外部委託先を探す際、生成AIなどのデジタルツールにどのようなストレスや物足りなさを感じているのでしょうか。

引き続き、委託先候補を探すためのツールとして「生成AI」「企業比較サイト」「Web検索ツール」と回答した方にうかがいました。

「外部委託先の選定において、生成AIなどのデジタルツールについてストレスや物足りなさを感じるポイントは何か」と尋ねたところ、『ありきたりで画一的な提案しか出ない(41.1%)』が最も多く、『Web情報だけでは企業の信頼性が判断できない(35.3%)』『深い背景や文脈を汲み取ってもらえない(34.4%)』と続きました。

『ありきたりで画一的な提案しか出ない』が最も多く挙がりました。AIは一般的な情報を整理することには適している一方で、企業ごとの背景や事情まで踏まえた提案には難しさがあることがうかがえます。また、『Web情報だけでは企業の信頼性が判断できない』や『深い背景や文脈を汲み取ってもらえない』といった回答も挙がっており、企業の実態や自社との相性など、Web上の情報だけでは分かりにくい部分に物足りなさを感じていることが示唆されました。

デジタルツールの限界が浮き彫りになる中、実際のビジネスの現場ではどのようなミスマッチが起きているのでしょうか。

「実際に外部委託先とやり取りをする中で、条件面はクリアしていても、社風や担当者との相性にミスマッチを感じた経験はあるか」と尋ねたところ、約9割が『よくある(20.1%)』『ときどきある(67.8%)』と回答しました。

実際に発注した後の段階でも、約9割が社風や担当者との相性にミスマッチを感じた経験があることが分かりました。この結果から、事前の条件検索やAIによる情報収集だけでは、人間同士の相性や組織文化との適合性を十分に測りきれていないことがうかがえます。

ツールの限界やミスマッチの実態を踏まえ、今後の外部委託先の選定プロセスには何が求められているのでしょうか。

「生成AIなどのツールが普及しても、外部委託先の最終的な選定には『第三者の専門家によるサポート(ヒアリングや相性の見極めなど)』が必要だと思うか」と尋ねたところ、約9割が『非常に必要だと思う(30.9%)』『やや必要だと思う(57.9%)』と回答しました。

生成AIなどのツールが普及する一方で、外部委託先の選定には「人による専門的なサポート」が必要だと考える方が大半を占めました。特に最終的な発注判断では、データ上の条件だけでは判断しにくい企業との相性や、自社の課題に合っているかといった部分について、専門家によるヒアリングや客観的な視点からのアドバイスが求められていると推測されます。ツールで効率的に候補を探しつつ、最終的な判断では専門家によるサポートも受けられることが、より納得感のある委託先選びにつながると考えられます。

総括

主要指標 — KEY FIGURES

50.0パーセント
生成AI(ChatGPT・Gemini・Claudeなど)
46.9パーセント
Web検索ツール(Google検索など)
42.8パーセント
企業比較サイト

今回の調査から、外部委託先の選定プロセスにおいて、約8割の担当者が「自社の課題を整理・言語化すること」自体に難しさを抱えている実態が明らかになりました。

この初期課題を乗り越えるため、約半数が生成AIを活用し、従来のWeb検索や比較サイトと併用しながら情報収集を行っていますが、それでも約6割が「自社に最適な委託先を見つけるまでに一定の手間や時間がかかっている」と回答しています。

ツールを活用しても選定が難航する背景には、デジタルツール特有の「生成AI検索迷子」や情報不足があります。AIの提示に従って検索を進めるうちに「当初の要望や課題から方向性がずれてしまった」と回答した方が約8割に上りました。さらに、条件を満たす企業をリストアップできても、「本当に自社に合うか判断がつかない」「条件は合うが、言語化できない違和感がある」と、多くの担当者が決定打に欠ける状況に陥っています。

その違和感の正体として、デジタルツールの情報だけでは「ありきたりで画一的な提案しか出ない」「企業の信頼性や深い背景を汲み取ってもらえない」といったストレスが挙げられています。実務で最も重要となる「対応のスピード感」や「的確に意図を汲み取ってくれるか」といった定性的な情報が不足しているため、条件面はクリアしていても約9割が「社風や担当者とのミスマッチ」を経験しているのが実態です。

これらの結果から、生成AIや検索ツールは初期の効率的なリストアップには有効であるものの、自社特有の文脈や定性的な相性を測るには限界があることが分かります。言語化できない違和感を解消し、ミスマッチを防ぐためには、デジタルの利便性に加えて「第三者の専門家」によるヒアリングや相性見極めのサポートを組み合わせることが、最終的に納得感のある委託先選びにつながると考えられます。

【調査概要】

調査名    :「BtoB発注における外部委託先の選定と生成AI活用」に関する調査

調査期間   :2026年9月7日(月)~2026年9月9日(水)

調査方法   :PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

調査人数   :1,005名

調査対象   :調査回答時にBtoB企業において、過去3年以内に外部委託先(システム開発・マーケティング・コンサルティング等)の選定・発注に関わった担当者・決裁者と回答したモニター

調査元    :フロンティア株式会社(https://frontier-gr.jp/)

モニター提供元:サクリサ

ビジネスマッチングサービス『Ready Crew(レディクル)』

今回、「BtoB発注における外部委託先の選定と生成AI活用」に関する調査を実施したフロンティア株式会社(https://frontier-gr.jp/)は、企業と企業をつなぐビジネスマッチングサービス『Ready Crew(レディクル)』を運営しています。

本調査が示した『AIだけでは解消できない違和感』は、レディクルが16年間、発注担当者と一社一社向き合う中で見えてきた課題そのものです。

専任のコンシェルジュが対話を通じて、AI検索やデジタルツールでは難しい「自社の課題の言語化」から伴走します。表面的な条件だけでなく、複雑な課題の背景や潜在的なニーズを汲み取ります。

さらに、Web上の情報だけでは判断しきれない「社風との相性」や「対応のスピード感」、「意図を的確に汲み取ってくれるか」といった定性的な要素までを見極め、プロの視点で最適な企業を見極めます。「条件は合うのに何か違う」という違和感を解消し、最適な外部委託先と出会えるよう、選定から決定まで寄り添います。

Ready Crew(レディクル)とは

「レディクル」は、年間取扱予算総額1,100億円、累計マッチング件数14万件の案件を取り扱う無料のビジネスマッチングコミュニティです。上場企業の約70%に導入され、企業の成長を加速させる「最適なマッチング」を実現しています。

最大の特徴は、対話を通じて潜在課題を顕在化させる「コンテキスト営業」です。「明確な悩みがない状態でも、巧みに課題を引き出す」ビジネスコンシェルジュによる深いヒアリングにより、お客様自身も気づいていなかった真のニーズを浮き彫りにします。

レディクルご活用事例

https://readycrew.jp/results/

【会社概要】

社名    :フロンティア株式会社

本社所在地 :東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー17階

代表者   :代表取締役 高橋 政裕

事業内容  :ビジネスマッチングエージェント「レディクル」の運営

創業    :2009年11月

URL    :https://frontier-gr.jp/

【公式SNS】

Facebook  :https://www.facebook.com/ReadyCrew

X      :https://x.com/readycrew1111

LinkedIn   :http://linkedin.com/company/readycrew

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査結果
  • 関連組織:フロンティア株式会社 / ChatGPT / Gemini