富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浜 直樹)は、国内外のデジタル印刷作品を評価するコンテスト「Innovation Print Awards(イノベーション・プリント・アワード、以下、IPA)」の2026年度入賞作品を発表しました。当社が主催する「IPA」は、富士フイルムグループのデジタル印刷機器で制作された印刷物を応募対象として、グローバルから作品を募集する「IPA2026 グローバル」と、日本とアジア・パシフィック地域に限定して募集する「IPA2026 Asia-Pacific & Japan(以下、IPA2026 APJ)」の2つのプログラムを開催。
今回は29の国と地域から過去最多となる552件の応募があり、「Revoria Press™(レヴォリア プレス)」シリーズをはじめとするデジタル印刷機器の導入拡大や、印刷会社による創造性・技術力の発信の場としての活用拡大などを背景に、応募数は前年比約2倍となりました。その中で日本からの作品も高く評価され、入賞81作品のうち6作品が選ばれました。
主要指標 — KEY FIGURES
Innovation Print Awards
2008年から毎年開催し、本年度で通算19回目となる「IPA」は、当社のプロダクションプリンター「Revoria Press™」シリーズやインクジェットデジタルプレス「Jet Press(ジェット プレス)」シリーズ、ワイドフォーマットプリンター「Acuity(アキュイティー)」シリーズなどを使って制作された印刷作品を評価するコンテストです。審査は、印刷やグラフィックデザインなど各分野の識者で構成される第三者委員会*1が行い、応募作品の仕上がり品質、デジタル印刷技術の活用、革新性、ビジネス有効性、全体的な美しさといった基準に基づいて評価し、入賞作品を決定します。また、応募作品は、国内外で開催される印刷関連のイベントや展示会などで紹介されるため、応募者である印刷会社やデザイン会社は、自身の技術・発想力を国際的にアピールする機会を数多く得ることができます。
「IPA2026グローバル」には、アメリカ、カナダ、メキシコ、スペイン、イタリアをはじめ、インドや南アフリカなどを含む29の国・地域 から応募があり、42作品が入賞しました。また、「IPA2026 APJ」には、日本とアジア・パシフィックの13の国・地域から応募があり、39作品が入賞しています。
いずれのプログラムにも共通する傾向として、新商品「Revoria Press™ PC2120」のグリーントナーをはじめとする特殊トナーを活用した鮮やかな色彩や、用紙ごとのさまざまな質感を活かしたデザインなど、創造性豊かで付加価値の高い作品が前年にも増して多く寄せられました。特にパッケージやダイレクトメールなどの部門では、これらの特長を活かした作品が目立ちました。
なお、入賞作品および応募作品は、「グラフィックコミュニケーション東京*2」をはじめとするショウルーム、および各国/地域で開催されるイベントで展示される予定です。
*1 アジア全域で印刷機材メーカーの垣根を越えて行われる唯一の印刷作品コンテスト「Asian Print Awards (主催:Asian Print Awards Management Pte Ltd.)」の実行委員長でもあるポール・キャラハン氏ら専門家が審査員を務める。
*2 開設コンセプトである「変革」と「共創連携」を体感できる多様なコンテンツを展示する、グラフィックコミュニケーション事業のショウルーム。最新のデジタル印刷機や、デザイナーとのコラボレーションによって生み出された出力物などを展示。
最優秀賞であるBest Innovation Award 2026 GlobalとBest Innovation Award 2026 APJに選出された2作品の詳細は、以下の通りです。
Best Innovation Award 2026 Global / 「書籍」部門 第1位
作品名:BMW 3.0 CSL
企業名:Wegner GmbH(ドイツ)
BMW 3.0 CSL
出力機種:Jet Press 750S, Revoria Press™ PC1120
作品説明:2022年に限定50台で復刻販売されたスポーツカー(BMW 3.0 CSL)の購入者に贈られたコレクションブックです。同モデルの歴史と魅力を、充実した写真と文章を用いて、そこに息づくクラフトマンシップに触れながら紹介しています。車両ごとの識別番号の印字を施し、限定モデルのオーナーだけの特別な一冊を演出。デジタル印刷による少部数生産で、高画質な画像再現や精密な色管理、ホワイトトナーを用いて印刷した透明なPETフィルム素材との融合など、個性豊かで高級感あふれる仕上がりが審査員の高い評価につながりました。
Best Innovation Award 2026 APJ / 「貼り箱」部門 第1位
作品名:Javatik Packaging
企業名:Sampurna Printshop(インドネシア)
Javatik Packaging
出力機種:Revoria Press™ PC2120
作品説明:インドネシア、ジャワ島中部にある、スラカルタの伝統的な布地であるバティックを、現代的なデザインで表現した高品位なパッケージです。ジャワの伝統芸能「ワヤン」に登場する「グヌンガン」が象徴する宇宙、人間の営み、自然を表す色を選定しました。さらに、ゴールド、グリーン、ピンクの特殊トナーを効果的に活用することで、伝統的な柄に豊かな表現と独自性を付加。高い訴求力を備えながら少部数生産や個別対応を効率的に実現しています。洗練されたパッケージ構造と文化的モチーフを融合させ、独創性の高い意匠表現へと昇華させた点が高く評価されました。
日本からの入賞作品は、以下の通りです。
IPA2026 グローバル
受賞部門:芸術作品
入賞:第1位
企業名(所在地):株式会社スバルグラフィック(東京都)
作品名:青龍&翠龍
作品説明:国宝「青龍」壁画を題材に、ペーパークラフトとデジタル印刷・加飾を融合した大型展示作品。伝統文化を迫力ある立体表現へ昇華し、高度な技術力と芸術性を両立しています。
青龍&翠龍
IPA2026 APJ
受賞部門:サステナビリティ
入賞:第1位
企業名(所在地):奥村印刷株式会社(東京都)
作品名: 食器に変形する脅威の箱「beakx(ビークス)」
昨日説明:紙食器として再利用できる食品パッケージ。環境配慮と防災機能を融合し、箱を開けて組み立てる体験を通じて、持続可能性への意識向上を促す独創的な提案が高く評価されました。
食器に変形する脅威の箱「beakx(ビークス)」
受賞部門:サステナビリティ
入賞:第2位
企業名(所在地):三浦工業株式会社(愛媛県)
作品名:ほっとハートアートカレンダー
作品説明:地域の障がいのあるアーティストの作品を鮮やかに表現したカレンダー。再生紙の活用とオンデマンド生産を通じて、持続可能なものづくりと地域との共創を実現した革新的な取り組みです。
ほっとハートアートカレンダー
受賞部門:特殊色の活用
入賞:第1位
企業名(所在地):文唱堂印刷株式会社(東京都)
作品名:Club50 (ZINE)
作品説明:アート&アパレル事業の世界観を伝えるプレミアムZINE。シルバー・ゴールドの特殊トナーを用いた6色印刷により、写真やアートワークに奥行きと輝きを与え、ブランドの創造性と技術力を印象的に表現しました。
Club50 (ZINE)
受賞部門:技術革新
入賞:第1位
企業名(所在地):有限会社笹尾印刷所(福井県)
作品名:漆喰和紙『銀雪』を用いた超消臭シート
作品説明:消臭・抗菌機能を備えた越前和紙「銀雪」を活用し、靴ケア用品を開発。特殊素材への高品質印刷により機能性とデザイン性を両立し、新たな市場価値を創出した点が評価されました。
漆喰和紙『銀雪』を用いた超消臭シート
受賞部門:ビジネス効果
入賞:第1位
企業名(所在地):株式会社千野米穀店(北海道)
作品名:コメとコメ
作品説明:料理ごとに最適な米を提案するパッケージシリーズ。用途起点の商品選びという新しい購買体験を創出するとともに、デジタル印刷による多品種展開で高いマーケティング効果を実現しました。
コメとコメ
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FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:コンテスト結果
- 関連組織:富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 / Wegner GmbH / Sampurna Printshop