株式会社学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 Gakken(東京・品川/代表取締役社長:南條達也)が発行する、『みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー』が、2026年6月2日に「ルビフル大賞2026」のグランプリを受賞いたしました。

2026年6月2日「ルビの日」を記念して、「ルビフル大賞2026」の受賞作品が発表されました。ルビフル大賞とは、「ルビ(ふりがな)があるからこそ届いた一冊」を称える賞で、ルビが多くふられていることで「読める人」の広がりを生みだしている本に、光を当てることを目的としています。

受賞の言葉 著者・高田裕美さん このたびは素敵な賞をいただき、ありがとうございます。わたしは書体デザイナーでして、本書でも触れている「UDデジタル教科書体」という書体を、読むことに困難さをかかえている子どもたちやその支援者にヒアリングをして作りました。本書のルビには、とてもこだわっています。ヒアリングをしたような、読むことに困難さをかかえる子どもたちにとっても、できるだけ読みやすくなるよう、行間を適度にあける、文字の変形をおさえる、本文の文字どうしは離さない、など、細かなお願いをたくさんして実現してもらいました。そのため、ルビフル大賞に、しかもグランプリをいただけたことを大変光栄に思っております!

審査員による選定理由 「何と言ってもUDデジタル教科書体の美しさ! 誰もが読みやすい書体をつくるという仕事をされた著者の熱意に触れて、自分の中にある好きから生まれる挑戦の尊さを知ることができます。そして、この本自体がバリアフリーでありユニバーサルデザインを意識して、UDデジタル教科書体のフォントで総ルビで作られており、本当に読みやすいデザインになっていて感動します」

本書の内容 同じ考え方のもと、雰囲気を合わせてデザインされた文字の集まり「書体」。

世の中に数多くある書体の一つに、「UDデジタル教科書体」があります。最近では、子どもたちが学校で使う教科書や教材、さらにはテレビ番組のテロップや自治体の広報紙など、さまざまなシーンで使われています。このように「UDデジタル教科書体」が広く使われるようになったのには、ある理由がありました。

それは、メガネやコンタクトレンズを使っても見えにくく、学習や生活が困難な弱視の人に、丁寧に話を聞いて作った書体だということです。

さまざまな試作を作って当事者に見てもらい、改善をして……と繰り返し、この書体を作るのにかかった時間は、なんと8年。やがて完成した書体「UDデジタル教科書体」は、読み書きに困難さのある人にとっても、通常学級の児童にとっても、「読みやすい」と感じてもらえる、UD(ユニバーサルデザイン)の書体を代表するものになりました。

本書は、長い年月をかけてでも「UDデジタル教科書体を絶対に完成させたい」と挑戦しつづけた、書体デザイナー・高田裕美さんによる初めての児童書。高田さんの「だれもとりのこさない書体を作り続けたい」という強い思いには、これからの多様性社会を生きる子どもたちにとってのヒントがつまっています。

学校の調べ学習などでも耳にするようになり、子どもたちにとって身近になった「ユニバーサルデザイン」の考え方に、デザイナーの視点からふれることのできる本書。小学生はもちろん、大人にも楽しんでいただけます。

2026年夏には、第22回大阪こども「本の帯創作コンクール」課題図書、「学校がすすめる夏休み子どもの本」にも選定されました。読書感想文にもおすすめの一冊です。

「書体ってなんだろう?」「世の中にはどんな書体があるのだろう?」と、まずは身の回りに目を向けたくなるカラーページからスタート。お子さまが自分ごととして、書体やユニバーサルデザインに向きあうきっかけにもなるはずです。

「UDデジタル教科書体」は、2017年に「Windows OS」に標準搭載され、学校の先生も使いやすくなったことから、小学生やその保護者なら、学校からのお知らせプリントや掲示物などで一度は目にしたことがあるかもしれません。子どもたちにとって身近な書体の一つである「UDデジタル教科書体」を通して、ユニバーサルデザインの考え方にふれてみませんか? 本書の本文は「UDデジタル教科書体」を採用しています。

図版や写真を豊富に使い、書体やユニバーサルデザインについて解説しています。高田さんの語りかけるような文章は、すらすらと読め、深い理解をうながします。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:株式会社学研ホールディングス
  • 製品・サービス:みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー / UDデジタル教科書体