株式会社博報堂のシンクタンク「100年生活者研究所」は、日本の生活者が実際に体験した“幸せな体験エピソード”16,186件を収集・分析する「ウェルビーイング・エピソード調査」を実施しました。近年、ウェルビーイングという考え方が日本に浸透しつつある一方で、生活者の幸福度自体にはほとんど変化が見られず、他の国と比べて低い状態です。日本人の多くが「自分にとってのウェルビーイングを具体的に理解できておらず、日常の中でウェルビーイングを意識できていない」こともわかっています。そこで今回、日本人のウェルビーイングをより具体的に理解するために、日本人のウェルビーイングな体験エピソード16,186件を集めて分析しました。すると、日本人が幸せに感じる体験は、ワクワクする、盛り上がるといった「気分が上がる」体験よりも、穏やかになる、くつろぐといった「心がほどける」体験が多いことがわかりました。調査結果によると、ウェルビーイングな体験の中で感じているのは「気分があがる(30.4%)」より「心がほどける(53.1%)」が圧倒的に多く、最も共感されたのは30代女性の週末のゲーム体験でした。また、体験の内容として最も多くあがるのは「旅による経験の拡大(13.5%)」であり、意味・価値として「人生の継承(10.9%)」や「継続的な友情(10.7%)」が上位を占めました。調査は2段階で実施され、第1段階で8,093名からエピソードを収集し、第2段階で21,600名から評価を得ました。誰かのウェルビーイングなエピソードに触れることが、生活者のウェルビーイングによい影響を与えるポテンシャルが示唆されています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:survey_report
  • 関連組織:株式会社クロスマーケティング