販売部数 No.1雑誌「ハルメク」などのマーケティングやリサーチのコンサルティングを通じて、50代以上のインサイトを探求するハルメク 生きかた上手研究所は、40~89歳の女性1,000名を対象に「ファッション・美容に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施しました。
調査結果のポイント ・ファッション・美容の月当たり購入金額は9,343円。大きな変化はなく横ばい。物価高や猛暑によるメイクへの影響は大きくない。 ・おしゃれは「きちんとして見える」よりも「場に合っているか」が大切に。おしゃれが“自分のため”の、気分を上げたり自分らしさを表現したりする手段になっている。
【調査背景】 ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについて調査・分析を行っています。ファッション・美容に関する調査は定期的に行っており、今回は物価高や猛暑などの影響による実態の変化を追加項目として調査しました。
【調査概要】 調査方法:WEBアンケート 調査対象・有効回答者数:全国の40~89歳の女性1,000名 調査実施日:2026年1月20日(火)~1月26日(月) 調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
ファッション・美容の月当たり購入金額は9,343円で、大きな変化はなく横ばい。 ファッションや、メイク・シャンプーなどの美容商品にかける月当たりの購入平均金額は9,343円。前回(24年)・前々回(22年)と比較すると大きな変化はなく横ばい。 物価高によるメイク変化は「特に変化はない」が最も多く、56.6%。 猛暑によるメイク変化も「特に変化はない」が62.2%と最も多かった。
おしゃれは「きちんとして見える」よりも「場に合っているか」が大切に。 おしゃれをする上で大切にしていることは「似合っていること」が増加し1位。前回1位だった「きちんとして見えること」は17.5ポイントダウン。対して、「場に合っていること」は12.5ポイントアップした。 おしゃれをする目的として頻出した声は「気分を上げる・楽しい」「気持ちの切り替え」「自己満足・自己表現として」。 おしゃれ着の定義も自分軸での評価が目立ち、「自分が気に入っている服」「自分の生き方を表現するもの」「着心地の良さ」といった声が挙がった。 「衣」への価値観としては、「良いものを長く着続けたい」がトップ。
おしゃれをする目的(自由回答) 《気分を上げる・楽しい》 自分の気分を上げ、楽しくなれて、活気があふれるようにするもの(83歳) 《気持ちの切り替え》 気が引き締まるような気分になれるもの(43歳) 《自己満足・自己表現として》 自分のためのもの 自己満足(55歳)
おしゃれ着の定義(自由回答) 《自分らしさ・好み重視》 自分が気に入っていて似合っているもの 自信をもって人前にでられる服(66歳) 《機能性》 着心地の良さ、機能的なこと(82歳) 《素材・高級感》 手洗いしなければいけないようなデリケートな素材でできた服(44歳)
専門家の見解 ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江 「きちんと」より「気分」 シニアのおしゃれに起きた静かな革命 値上げラッシュが止まらず、生活費の圧迫が続いています。では、40~80代女性のおしゃれ消費は縮小しているのでしょうか。今回の調査からは、むしろそのイメージとは異なる実態が見えてきました。ファッション・美容への月あたりの支出は9,343円と、ほぼ横ばいで推移しています。 一方で、おしゃれに対する価値観は静かに変化しています。重視されるのは「きちんとしているか」よりも、「自分に合っているか」。シニアのおしゃれは、「他者に合わせる正解」から「自分や場に合わせる最適解」へと軸足を移しています。「きちんとして見えること」は2年前から17.5ポイント低下し、「場に合っていること」は12.5ポイント上昇しました。社会的な正しさをなぞるものから、自分やシーンに応じて調整するものへと進化しているのです。 その背景には、「自分のためにおしゃれをする」という意識の広がりがあります。自由記述では「気分を上げる」「楽しい」「気持ちの切り替え」「自己満足」といった声が目立ち、おしゃれが感情を動かす役割を担っていることがうかがえます。 これからは、商品単体の提案だけでは不十分です。「どこへ」「どんな気分で」着ていくのかまで含めたシーン提案が重要になります。おしゃれは今、「他人のための身だしなみ」から「自分の気分を整えるスイッチ」へと役割を変えつつあります。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:Survey Report
- 関連組織:株式会社ハルメク・エイジマーケティング / ハルメク 生きかた上手研究所