“忘れ去られたヌーヴェルヴァーグの名匠”ギィ・ジル再発見──

主要指標 — KEY FIGURES

1965
© 1965 Films Galilée

ヌーヴェルヴァーグの静かな異端、 詩と記憶の映画作家。語られなかった青春、見過ごされた美しさ。

ギィ・ジルとは

アルジェリア出身の監督ギィ・ジル(1938-1996)は、消えゆく青春と儚い愛を、静謐で詩的な映像に刻み続けた。20歳のときジャン=ピエール・メルヴィルの支援を受け初長編『海辺の恋』(1963)を完成させ、ロカルノ国際映画祭で批評家賞を受賞。続く『オー・パン・クペ』(1967)では、マルグリット・デュラスから「これまでの映画で試みられたことのないもの」と絶賛を受けた。以降『地上の輝き』(1969)、『反復された不在』(1972)など、記憶と不在、愛と孤独をテーマにした作品を発表した。1980年代末、病に倒れエイズを発症。1996年2月3日、57歳で逝去。生前はほとんど知られることがなかったが、2000年代以降、ラ・ロシェル映画祭やルサス映画祭、シネマテーク・フランセーズなどで回顧上映が相次ぎ、再評価の機運が高まった。ジャン・ユスターシュやフィリップ・ガレルと同時代を生きながら、そのいずれよりも繊細で内省的な映画を紡いだギィ・ジル。彼の作品は、忘却に抗う力を秘め、記憶と不在、悲哀と官能が溶け合う詩編として、いまなお静かに私たちの心に語りかけてくる。

本作には、ジュリエット・グレコ、アラン・ドロン、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=ピエール・レオといった60年代フランス映画を象徴する顔ぶれが、カメオ的に登場する。彼らは物語を牽引するのではなく、その時代のざわめきや若者たちの気配として画面に溶け込む。

▼『海辺の恋』Blu-ray 商品情報

【発売日】

2026年12月2日(水)

【価格】

5,500円(税込)

【映像特典】

図版・予告編

発売元:クレプスキュール フィルム

販売元:ハピネット・メディアマーケティング

© 1965 Films Galilée

※商品の仕様は変更になる場合がございます。

▼『海辺の恋』作品情報

【キャスト】

ダニエル・ムースマン(ダニエル役)

ジュヌヴィエーヴ・テニエ(ジュヌヴィエーヴ役)

ギィ・ジル(ギィ役)

【スタッフ】

監督・脚本:ギィ・ジル

撮影:ジャン=マルク・リペール

音楽:ジャン=ピエール・ストーラ

【ストーリー】

夏のパリ。

去年の夏に出会った水兵ダニエルを想い、

ジュヌヴィエーヴは手紙を書き続ける。セーヌを歩いた一夜、

語られなかった未来、

返事の間隔が伸びていく季節。彼女は待ち、

彼は決められず、

恋は静かにすれ違っていく。

別れと再会を手紙に託すふたりの想いに、戦争から戻ったギィが加わり、三人の心が静かに交差していく…。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:発売情報
  • 関連組織:ギィ・ジル / クレプスキュール フィルム / ハピネット・メディアマーケティング