パナソニック HVAC & CC株式会社(以下、パナソニック HVAC & CC)は、2026年8月より、東南アジアの中でも特に環境規制強化が進むシンガポール市場向けに、「CO2冷媒採用 ノンフロン冷凍機」の販売を開始しました。本製品は、CO2冷媒(R744)を採用し環境負荷が低いほか、屋外設置型で店舗スペースの拡張にも貢献します。本製品のシンガポールへの展開により、東南アジア地域における店舗向け冷凍・冷蔵設備事業を拡大していきます。
シンガポールは、2050年までのCO2排出量実質ゼロを目指し、店舗設備で使用する冷媒の規制強化を進めています(※1)。同国で広く採用されているラック式の冷凍機(※2)は、必要冷凍能力に応じた柔軟な設計ができる一方で、高度なエンジニアリング力を要するほか、大型の設備を屋内に設置する場所の確保が必要です。近年は住宅開発に伴いスーパーマーケットの出店が続いていますが(※3)、日本と同様に限られた敷地での店舗設計が求められています。また、設置・施工面においては、人手不足などを背景に省力化のニーズも高まっています。
主要指標 — KEY FIGURES
パナソニック HVAC & CCは日本向けに冷凍機事業を展開しており、2010年には自然冷媒であるCO2冷媒を採用した屋外設置型の冷凍機を業界で初めて(※4)発売しました。CO2冷媒はGWPが1と極めて低い一方、冷凍能力の発揮には高圧での運転が必要なため、本製品は独自開発のコンプレッサーを搭載しています。現在では、日本のほか欧州やオセアニアでも販売し、累計3.9万台以上(※5)の出荷実績があります。
本製品は屋外設置が可能なため、これまでラック式冷凍機に使用していた屋内スペースを売場やバックヤードとして有効活用できます。また、2馬力から20馬力までの全6種類をラインアップし、店舗規模や冷凍能力に応じた組み合わせが可能です。製品本体を工場であらかじめ組み立てて出荷するため、ラック式冷凍機と比較して設計負荷を大幅に軽減し、現場での設置・施工の省力化に貢献します。
これらの特長がシンガポール市場のニーズと合致し、本製品がスーパーマーケットチェーン大手のSheng Siong(シェンション)新店舗に採用されました。これは、CO2冷媒(R744)を採用した屋外設置型冷凍機として、シンガポールで初めての(※6)納入事例です。パナソニック HVAC & CCは、冷凍機とスーパーショーケースの両方を開発・製造・販売しており、東南アジア地域においても両製品を組み合わせた提案・供給体制を構築しています。今回の納入事例でも両製品を組み合わせた冷凍・冷蔵設備の納入が実現しました。今後はシンガポール市場での展開を皮切りに、東南アジア地域での事業拡大を図っていきます。
※1 シンガポール国家環境庁(NEA:National Environment Agency)「NEA to Introduce Measures to Further Reduce Emissions from Refrigeration and Air-Conditioning Equipment」(2026年5月28日発表)に基づく
※2 機械室などに設置し、店舗内の複数の冷凍・冷蔵設備を集中制御する大型の冷凍機
※3 シンガポール住宅開発庁 ニュースリリース「Supermarket, Food Court and Wellness Trail to Open at Tengah's Newest Neighbourhood Centre in 1Q 2026」(2025年12月5日発表)に基づく
※4 CO2冷媒(R744)を採用した冷凍機として。パナソニック HVAC & CC調べ。2010年9月時点
※5 パナソニック製「CO2冷媒採用 ノンフロン冷凍機」のグローバル出荷累計、2026年6月末時点
※6 CO2冷媒(R744)を採用した屋外設置型の冷凍機として。パナソニック HVAC & CC調べ。2026年8月27日時点
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]屋外設置型「CO2冷媒採用 ノンフロン冷凍機」をシンガポール市場へ展開(2026年8月27日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn260827-2
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:製品展開
- 関連組織:パナソニック HVAC & CC株式会社 / Sheng Siong