2026年5月27日、東京 – 産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは本日、自社フラグシップイベント「IFS Connect」において、世界で最も資産集約型の産業向けに設計されたエージェント型排出量管理オペレーティングシステム「IFS Zero」の提供開始を発表しました。本ソリューションは、単一の統合された計算プラットフォームとして、企業がスコープ1、スコープ2、スコープ3の各カテゴリーにわたる炭素排出量を測定、開示、最適化することを可能にします。
IFS Zeroは、炭素排出量管理のために特別に設計されており、資産集約型産業のIFSのお客様との広範な協議を経て開発されました。お客様のニーズを念頭に構築されたIFS Zeroは、IFSのより広範な「サステナビリティ管理」モジュールと連携して機能します。同モジュールは、排出量、社会的影響、ダイバーシティ指標など、企業のサステナビリティ報告に関わるあらゆるデータを集約する単一の基盤です。サステナビリティ管理モジュールが全社的なサステナビリティ開示のための包括的な枠組みを提供する一方で、IFS Zeroは炭素排出に焦点を絞り、産業企業が報告から行動へと移行するために必要な、詳細かつリアルタイムの排出量インテリジェンスを提供します。
排出量管理への投資不足により、データの断片化、手作業による照合、そして作成に多大な時間を要するレポートといった課題が生じています。IFS Zeroは、データライフサイクル全体にわたってエージェント型AIを活用し、排出源のマッピング、データの検証、異常の検知、監査対応可能な出力の生成を行います。これにより、サステナビリティ担当チームは管理業務に費やす時間を削減し、脱炭素化の推進により多くの時間を割けるようになります。その効果は数値にも表れており、数週間で監査対応可能なベースラインを構築し、年間数百時間の業務時間を削減、データ収集作業を30%削減します。
エージェント型産業用AIの急速な進歩は、資産集約型産業全体で排出量を削減する大きな機会をもたらしています。IFSの投資家であるサステナブル投資会社Generation Investment Managementの調査によると、同社が対象とする3大産業セクターでIFSのテクノロジーが全面的に導入されれば、世界のCO₂排出量の2%以上の削減に貢献できる可能性があります。IFS Zeroは、産業企業が排出データを分析し、リアルタイムで対策を講じることを可能にすることで、この可能性の実現を支援します。
IFS 製造・サステナビリティアプリケーション担当バイスプレジデント ケイトリン・キーム氏は次のように述べています。「IFS Zeroにより、産業企業における排出量管理の在り方を根本から変革します。長きにわたり、サステナビリティといえば、導入の遅さ、手作業によるスプレッドシート、事後報告といった状況が続いてきました。IFS Zeroは、これらを、短期間で排出量のベースラインを提供し、日々の業務の可視化を可能にするエージェント型オペレーティングシステムへと置き換えます。これにより、お客様は単なるコンプライアンス対応の枠を超え、サステナビリティを真の戦略的優位性として活用できるようになります。」
Verdantix ネットゼロ&エネルギー転換担当シニアアナリスト アレッサンドラ・レッジェリ氏は次のように述べています。「資産集約型産業が、静的な炭素報告から運用面での脱炭素化へと移行するなか、購入者は、強固なデータ基盤と運用基盤を持つベンダー、特に資産レベルの複雑さに対応し、排出データをエネルギー消費や効率分析と結びつけ、サステナビリティに関する知見を日々の運用および投資の意思決定に統合できるベンダーへと注目を集めています。」
IFS Zeroは、2026年5月28日に一般提供が開始される「IFS Cloud 26R1」と同時にリリースされます。IFS Cloud 26R1は、ERP、サービス管理、企業資産管理(EAM)、航空機整備の各分野で的を絞った機能強化を提供し、収益を左右する業務の局面において、管理性とトレーサビリティを向上させます。IFS ZeroとIFS Cloud 26R1は、拡大する製品ポートフォリオ全体にわたるIFSの産業用AIへの継続的な投資を体現するものです。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:新製品
- 関連組織:Generation Investment Management / Verdantix
- 製品・サービス:IFS Zero / IFS Cloud 26R1