株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、全国の15歳から79歳の男女(5,000人)を対象に2026年1月14日~1月19日に実施した「推し活」に関する調査結果を公開します。
[ポイント]
・推しを持つ人は33.6%で微減。女性15-19歳は4人に3人が推しを持つ一方、シニア層では減少
・「国内のアイドル」(9.4%)が最多で、「ミュージシャン・バンド」(8.3%)、「アニメ」(7.4%)が続く。多くのジャンルで減少
・一方、支出額は多くのジャンルで増加。「ゲーム」は前年の2.6倍、「アニメ」2.0倍。物価高よりもグッズ購入増などで
・男性15-19歳1位「YouTuber/VTuber」(16.8%)から「アニメ」(22.1%)へ
推しを持つ人は全体の33.6%で3人に1人。男性に比べて女性で高く、男女ともに若年層ほど推しを持つ傾向があります。最も高かったのは女性15-19歳で、75.9%にも及びました。昨年と比べて男性60代で-3.8ポイント、70代で-10.5ポイント、女性70代で-5.0ポイントと、シニア層での減少が目立ちます(図表1)。昨年の調査では、「推し活」は物価高の影響を受けにくく、その傾向はシニア層でより顕著という結果でした。一方、今回の調査では、特に60代で「影響する」と回答した人が増えており、長く続く物価高の影響がシニア層の「推し活」にも及び始めている可能性がうかがえます。
図表1
次に、どのようなジャンルを推している人が多いのかを見てみましょう。「国内のアイドル」が最も多く、全体の9.4%。「ミュージシャン・バンド」(8.3%)、「アニメ」(7.4%)が続きました。昨年と比べて多くのジャンルで減少しており、推しの対象を絞っている傾向がうかがえます(図表2)。
図表2
ここまでで、「推し活」は一定の落ち着きを見せつつあるように見えます。しかし、過去1年間の支出を見ると、多くのジャンルで増加していました。
中でも、「ゲーム」に対する平均支出は、昨年の14,116円から36,698円へと2.6倍に増加しました。ゲーム機の後継機種や人気ソフトの発売が影響したと考えられます。
また、「アニメ」の平均支出も、昨年の11,259円から22,584円へと2.0倍となりました。人気キャラクターとのコラボ企画やグッズの発売、ヒットアニメ映画の公開などが後押ししたと考えられます(図表3)。
図表3
支出額が増加した理由を見ると、上位3項目は、「グッズや関連商品の購入が増えたから」(45.7%)、「ライブやイベントに参加/回数が増えたから」(37.3%)、「推しへの愛情が深まったから」(36.1%)でした。一方、「チケットやグッズなどの価格が上がったから」(16.3%)は低く、「推し活」支出の増加は、物価高よりも活動を増やしたことによるものと考えられます(図表4)。
図表4
最後に、どのようなジャンルの「推し」が多いのかについて、男女、年代別に見ていきます。
男性では、10~40代で「アニメ」、40代以上で「ミュージシャン・バンド」が上位となりました。「スポーツ(スポーツチーム/スポーツ選手)」は30代で1位となっており、50代以上でも上位にランクインしています(図表5上図)。10代に注目すると、調査開始(2024年)以来1位を維持していた「YouTuber/VTuber」を、今年初めて「アニメ」が抜き、首位となりました。「YouTuber/VTuber」は昨年16.9%、今年16.8%で、同水準を維持しています。一方、「アニメ」は、昨年16.2%から今年22.1%と、約6ポイント増加しました。
同様に、女性を年代別に見ると、10~30代では「国内のアイドル」、40~60代では「ミュージシャン・バンド」で、70代で再び「国内のアイドル」が1位となりました。「アニメ」は10~30代で2位です(図表5下図)。
「国内のアイドル」は20代男性と幅広い年代の女性、「ミュージシャン・バンド」は40~60代の男女、「アニメ」は10~40代男性と10~30代女性が牽引していると言えます。
図表5
インテージでは、今後も生活者の実態や各種イベントなどについて、調査をしていく予定です。
→『2025年「推し活」3人に1人。物価高・円安の影響「受けない」5割超』をあわせてご参照ください。
使用したデータ
【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=5000 ※国勢調査にもとづき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期: 2026年1月14日(水)~1月19日(月)
【株式会社インテージ】
株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR's Global Top-50 Insights Companies 2025」に基づく(グループ連結売上高ベース)
【インテージグループ】(東証プライム市場 証券コード:4326)
インテージグループは1960年の創業以来、さまざまなデータを収集・加工・分析し、当グループならではのインサイトを加えてお客さまに提供。その意思決定を支援してきました。お客さまのパートナーとして「問い」に寄り添い、生活者理解とテクノロジーを融合させて「次の一手」を導きます。
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FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
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