「テクノロジーの力で安心で快適な世界へ」をビジョンに掲げる株式会社アジラ(本社:東京都町田市、代表取締役CEO 尾上 剛、以下「アジラ」)は、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)による「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC)」に採択されたことをお知らせします。
応募背景
アジラは、2015年の創業以来、映像から人の行動を理解する「行動認識AI」の研究開発に注力してまいりました。2022年には、深刻な人手不足が続く警備業界の課題解決に向けて、その技術を活用したAI警備システム「AI Security asilla」の提供を開始し、その運用を通じて蓄積した独自の防犯カメラ映像データは、2026年5月時点で800万件を超えています。
2026年4月には、このデータ資産を活用した業界特化型独自VLM「AsillaVision-v1」を発表しました。AsillaVision-v1は、わずか4Bパラメータの軽量設計でありながら、施設内の異常行動識別において主要な大規模汎用VLMを上回るドメイン特化性能を実現しています。
本事業では、これまで培った独自データと研究開発実績を基盤に、エッジ環境向けの4Bモデルとクラウド環境向けの27Bモデルの2モデル体制で防犯ドメイン特化VLM基盤モデルを構築し、実環境での社会実装まで一貫して推進します。汎用基盤モデルでは捉えきれない防犯カメラ特有の俯瞰映像における異常事象の意味理解を可能にすることで、警備業界が直面する深刻な人手不足という構造的課題の解決と、日本発のAI基盤モデルの国際競争力強化に貢献してまいります。
開発概要
公募事業名:ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC) 採択テーマ:大規模独自映像データを活用した防犯ドメイン特化VLM基盤モデルの研究開発
開発の概要: 本開発では、アジラが蓄積した800万件超の独自映像データを活用し、用途に応じた2つの規模での防犯ドメイン特化VLM基盤モデルを構築するとともに、実環境での社会実装まで一貫して推進します。
本開発は、以下のステップで推進します。 1. データセット構築:800万件超の独自映像データから学習用データセットを構築 2. 基盤モデルの開発:用途に応じた2つの規模で防犯ドメイン特化VLM基盤モデルを構築 - 4Bモデル:エッジ環境(施設内ローカルサーバー)でのリアルタイム処理向け - 27Bモデル:クラウド環境での大規模・高精度解析向け 3. 実証・社会実装:実証パートナー企業の商業施設で実環境での精度評価と社会実装に向けたPoCを実施
GENIACについて GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、国内の生成AIの開発力強化を目的とし、経済産業省およびNEDOが推進する事業です。国内の生成AI基盤モデルの持続的な開発力を強化することを目的としたプロジェクトであり、主に生成AIを活用したたようなサービスを支えるコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供支援や、データやAIの利活用に向けた実証調査の支援等を行っています。
今後の展望 本事業で開発する基盤モデルは、防犯カメラ映像の意味理解という汎用的なアプローチをとるため、地域や言語を問わず適用可能です。アジラは、本事業で得られた成果を「AsillaVision」の次世代モデルとして「AI Security asilla」をはじめとする自社プロダクトへ順次統合し、国内市場での展開を進めるとともに、パートナー企業と連携した海外展開も推進します。
株式会社アジラ 取締役CTO 若狭 政啓 コメント このたび、経済産業省およびNEDOによる「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC)」において、当社の提案を採択いただいたことを大変光栄に思います。 汎用基盤モデルの開発が世界規模で進む一方、各産業の現場で本当に使える基盤モデルをいかに構築するかは、日本のAI開発が向き合うべき重要なテーマです。本事業は、人手不足という社会課題が深刻化する警備の現場において、独自データを活用した実用性の高い基盤モデルを構築し、社会課題の解決を目指す取り組みです。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:ニュース
- 原文内の日付:2026年5月(データ件数時点)
- 製品・サービス:AI Security asilla / AsillaVision-v1