株式会社Kikuvi(本社:神奈川県鎌倉市、代表者:Founder CEO 佐藤拳斗、以下「Kikuvi」)は、自社プロダクトの中で顧客にAIエージェントを提供するためのクラウド基盤「Subako.AI」の正式提供を、2026年9月10日(木)に開始しましたのでお知らせいたします。あわせて、コマンドラインツール(CLI)とAPI、開発者向けドキュメント(https://docs.subako.ai)を公開し、公式サイト(https://subako.ai/ja)を製品サイトとして刷新しました。

正式提供で公開したもの

主要指標 — KEY FIGURES

2026年9月10日
2026年9月10日(木)に開始しました

コマンドラインツール(macOS / Linux)

プロダクトから呼び出すAPI

クラウド版の本番環境

コードの実行環境

開発者向けドキュメント(https://docs.subako.ai)

運用の操作はコマンドラインツールから、プロダクトからの実行はAPIから行います。管理画面は設けていません。ワークスペースやエージェントの設定を、スクリプトやCIにそのまま置けるようにするための設計です。組織の作成、ログイン、エージェントの公開、最初のセッションの実行まで、すべてターミナルから進められます。

製品情報は公式サイト(https://subako.ai/ja)で公開しています。導入の手順とAPIの仕様は、開発者向けドキュメントに掲載しています。あわせて、「Subako.AI」が何を担うのかを1分にまとめた紹介映像を公開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=Vpt5voDm1j8

背景:エージェントは、モデルの外側がないと仕事を終えられない

AIエージェントの使われ方は、人が汎用のチャットに指示を出す段階から、サービスの中に組み込まれたエージェントが、ユーザーの操作や定期実行をきっかけに動く段階へと移りつつあります。ただし、エージェントがプロダクトの中で実際に仕事を終えるには、モデルの外側に実行環境が必要です。処理を完了まで走らせ続ける仕組み、接続が切れても状態を保って再開できる仕組み、コードを安全に実行する環境、認証情報を漏らさずに扱う仕組み、手順や知識を再利用する仕組み。これらは推論APIには含まれておらず、現在はプロダクトごとに各チームが構築し、運用しています。

状態の保存、再接続、再試行、認証。こうした土台の仕組みは、それ自体が製品の価値になる部分ではありません。「Subako.AI」は、この実行基盤をひとつのサービスとして提供します。今回の正式提供により、ドキュメントに沿ってターミナルから進めれば、実行基盤を自前で用意することなくエージェント機能を組み込めるようになりました。

「Subako.AI」を使う場合:実行基盤をひとつに統合する

図は左から、自社のプロダクトや社内システム、「Subako.AI」が提供する実行基盤、そこから呼び出すモデルと外部ツール、ユーザーが受け取る体験を表しています。制御(harness)、実行単位の管理(session)、コード実行環境(sandbox)、認証情報(vault)、知識と手順(skills)という5つの機能を、「Subako.AI」がひとつの実行基盤として提供します。

なお、図中の「models」「tools & data」は「Subako.AI」から呼び出す外部サービスであり、「Subako.AI」が提供するものではありません。モデルは利用者が選択します。

「Subako.AI」の特長

「Subako.AI」は、開発者が自分で使う汎用エージェントではなく、プロダクトが顧客にエージェントを提供するための基盤として設計されています。プロダクトチームは、実行基盤をつくることではなく、AIを使ってどのような顧客体験を提供するかに集中できます。

1.【接続が切れても、処理は完了まで走る】

ユーザーが画面を閉じても、エージェントの処理は完了まで実行され、結果を受け取れます。実行の経過は追記のみの記録として残り、接続が切れた場合は最後に受け取ったところから再開します。処理の取りこぼしを前提にした作り込みが不要になります。

2.【エージェントに必要な実行環境が、ひとつのAPIで揃う】

長時間実行の制御、実行単位の管理と再接続、コードの実行環境、認証情報の保管、再利用できる知識と手順という5つの機能を、まとめて提供します。プロダクト側が行うのは、セッションを作り、送られてくる経過を受け取り、自社しか答えられないツールの呼び出しに応じることだけです。

3.【モデルも、稼働場所も、固定されない】

利用するモデルは固定されません。お使いのAPIキーを持ち込んで選ぶことも、「Subako.AI」が用意するものから選ぶこともできます。稼働場所は、クラウド、指定したリージョンの専有環境、自社環境の3通りから選べ、いずれも同じコードで動きます。

権限を構造で制限する設計

エージェントを動かすエンジンに渡るのは、利用できるツールの名前と形式、そして実行ごとに発行する一時的な認証情報だけです。実際の接続先と認証情報は、その手前に置いた仕組みが差し込みます。外部ツールは1つずつ「許可」「承認が必要」「拒否」を宣言でき、宣言していないものは既定で拒否されます。人の承認を待つ処理は資源を確保したまま待機せず、承認後に再開します。認証情報は個別に暗号化して保管し、操作の記録は追記のみの監査ログに残ります。

活用シーン

「Subako.AI」の上で動くエージェントは、ユーザーの操作や定期実行をきっかけに動きます。たとえば、自社サービスの画面から依頼を受け、社内に蓄積されたデータと業務システム・コミュニケーションツールを横断して調べ、回答や分析、レポートとして返す。あるいは、依頼された作業そのものを完了させる。回答を返すところで終わらない機能を、自社プロダクトの中の体験として提供できます。

自社ですでに公開している外部ツール連携の仕組みは、そのままエージェントの操作対象として利用できます。他のAIエージェント基盤向けに書いた手順や知識も、書き換えずに持ち込めます。

開発者向けハッカソンを9月14日に開催

2026年8月28日にお知らせしたとおり、2026年9月14日(月)に開発者向けハッカソン「Subako.AI Hackathon」を東京・渋谷(Plug and Play Japan)で開催します。参加者には、ご自身が開発しているプロダクトに「Subako.AI」を組み込んでいただきます。定員30名・参加費無料で、お申し込みは Luma(https://luma.com/fccyqyha)で受け付けています。

今後の展望

エージェントは、開発者が自分で使う段階から、プロダクトが顧客に提供する段階へと移りつつあります。「Subako.AI」は、その土台となる実行環境を担っていきます。

9月14日のハッカソンをはじめとする開発者との接点を通じて、実際の組み込み事例を増やしていきます。あわせて、プロダクトへの組み込みをより短い記述で行えるSDKを、近く提供します。

開発者コメント

エージェントを製品に組み込むとき、実際に時間を取られるのはモデルの選定ではなく、その外側の実行環境です。処理を完了まで走らせる、接続が切れても再開する、コードを安全に実行する、認証情報をモデルに渡さずに外部を操作する。どれも必要ですが、どれも製品そのものの価値ではありません。「Subako.AI」は、その部分を引き受けるために作りました。ドキュメントも公開しましたので、ターミナルから順に進めていけば、最初のセッションが動くところまで一気に到達できます。

株式会社Kikuvi Founding Engineer 柏 舜

代表コメント

発表から2週間で、「Subako.AI」は実際に使えるものになりました。コマンドラインツールとAPI、ドキュメントを公開しましたので、これまで言葉で説明してきたことを、そのままコードで確かめていただけます。AIの価値がモデルの性能だけで決まる時代は、そう長くは続かないと考えています。顧客に届く体験をどう設計するかに各社が時間を使えるよう、その手前にある実行基盤を私たちが引き受けていきます。

株式会社Kikuvi Founder CEO 佐藤拳斗

「Subako.AI」について

「Subako.AI」は、自社プロダクトの中で顧客にAIエージェントを提供するためのクラウド基盤です。長時間の実行と再接続、コードの実行環境、認証情報の保管、再利用できる知識と手順を、ひとつのAPIからまとめて利用できます。モデルは利用者が選択でき、クラウド、指定したリージョンの専有環境、自社環境のいずれでも同じコードで動きます。

URL:https://subako.ai/ja / 開発者向けドキュメント:https://docs.subako.ai

「Kikuvi」について

「Kikuvi」は、組織の暗黙知を可視化するAIヒアリングエージェントです。AIが自律的にヒアリングを設計・実施し、非同期・並列で数百〜数千人規模の声を収集。回答はサマリー・QA表・レポートとして即時に構造化され、意思決定に使えるインサイトに変わります。アンケートでは届かない「なぜ」を、属人化なく大規模に取得します。

会社概要

会社名

株式会社Kikuvi

所在地

神奈川県鎌倉市

設立

2025年6月

代表者

Founder CEO 佐藤拳斗

事業内容

AIヒアリング・インタビューSaaS「Kikuvi」の開発・運営

URL

https://kikuvi.com

本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先

株式会社Kikuvi 広報担当

Email:[email protected]

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新サービス
  • 関連組織:Subako.AI