製造現場に求められる保全DX

昨今、多くの製造業が直面しているのが、老朽化する設備への対応や、熟練技術者の退職による技術継承の課題です。特に地方工場や製造拠点では、限られた人員とリソースの中で安定稼働を維持するため、従来型の経験依存・属人的な保全体制では限界が来ており、データに基づいた判断や業務の効率化を目的とした保全のDX(デジタルトランスフォーメーション)が強く求められています。

そのため、多くの企業が保全業務の効率化や見える化を目指し、IoT機器や保全管理システムを導入して、設備や作業の“見える化”を進めています。

デジタル化したものの、成果につながらない

しかしながら、多くの現場では「可視化はできたが、肝心の業務改善にはつながっていない」といった声が多く聞かれます。単にシステムへの入力作業負荷が増加し、運用が形骸化するケースも少なくありません。

これは、デジタル化を本来の「手段」ではなく「目的」として捉えてしまい、全体最適を見据えたデータ活用設計や、継続的な改善の枠組み(PDCA)が欠如していることに起因しています。今年制定された「Global Asset Management Day」が象徴するように、保全業務を部分最適で終わらせず、全体最適の視点から捉え直すことが求められています。

ISO 55000に学ぶ戦略的アセットマネジメント

本セミナーでは、「なぜ保全のデジタル化は成果につながらないのか?」という問いに対し、国際規格 ISO 55000(日本での JIS Q 55000)の考え方を実務に体系化した“戦略的アセットマネジメント”の実践方法を解説します。

管理すべき資産の特定、リスクに基づく優先順位付け、限られたリソースの最適配分、そして収集データの全社的活用と改善サイクルへの展開。保全DXを真に機能する資産管理へと変革するための考え方について、事例を交えてご紹介します。

また後半では、国内外で豊富な導入実績を持つアセットマネジメント基盤「IBM Maximo」による設備情報の一元管理と、クラウド型AI OCRサービス「AI OCR Synchro+」を活用した点検票のデータ化・活用の取り組みについて、具体的な事例を交えてご紹介します。

本セミナーのおすすめ対象 - 製造業における保全業務の見直しやDXを推進したい方 - アセットマネジメントや設備管理の戦略設計に関心のある方 - 「IoTやシステムは導入したが、効果が実感できない」方 - ISO 55000のフレームワークを基に現場起点での改善サイクルを構築したい方

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:イベント
  • 関連組織:マジセミ株式会社
  • 製品・サービス:IBM Maximo / AI OCR Synchro+