株式会社メディアフュージョン(本社:大阪市北区)は、サーバの異常検知から初動対応までを自動化する「MF自己防御型サーバ統合監視システム」を、2026年8月31日より正式リリースします。

本システムは、サーバの異常を検知した際に、担当者がログインして状況を確認するのを待たず、あらかじめ定めたルールに基づいて遮断・サービス停止・通知などの初動対応を自動実行する「自己防御型」の運用基盤です。サーバ・ネットワーク監視のデファクトスタンダードであるオープンソース統合監視アプリ「Zabbix」を基盤に、Azure OpenAIによるログ分析とMicrosoft SharePointによる運用ナレッジ共有を組み合わせ、監視・脆弱性管理・インシデント初動対応・AI分析・ナレッジ共有を単一の基盤で運用できます。

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●背景("検知して終わり"にしない ― 公開サーバ運用の初動対応をどう変えるか)

近年インターネット公開サーバの運用では、サイバー攻撃やアクセス集中への対応に加え、サーバやクラウド環境の増加に伴う運用負荷の増大が課題となっています。特に、多くの組織では次のような課題を抱えています。

サイバー攻撃やアクセス集中への迅速な対応が求められる

サーバ増加により監視設定や運用品質にばらつきが生じる

異常を検知しても「まずログインして状況を確認する」作業がボトルネックになる

原因調査や情報共有が担当者の経験に依存し、対応品質にばらつきが生じる

対応履歴やノウハウが個人にとどまり、組織資産として蓄積されにくい

MF自己防御型サーバ統合監視システムは、これらの課題を解決するために開発した統合運用基盤です。デファクトスタンダードのオープンソース統合監視アプリ「Zabbix」を基盤に以下を統合し、担当者がサーバへアクセスする前に状況を把握できる環境を提供します。これにより、初動対応の迅速化と運用品質の標準化を実現します。

異常検知

自動防御

AIによるログ分析

ナレッジ共有

※「Zabbix」は、世界190以上の国と地域で30万件以上の導入実績があるオープンソース統合監視ソフトウェアです(出典:▶Zabbix公式サイト)

●サーバ運用・保守業務の流れを一つの基盤に統合

従来のサーバ運用では、監視、障害対応、脆弱性管理、ログ分析、情報共有がそれぞれ別のツールや担当者に分かれており、状況把握や引き継ぎに時間がかかる課題がありました。本システムは、サーバ運用・保守業務に必要な機能を一つの基盤に統合します。

統合監視(Zabbix) サーバ、ネットワーク、ミドルウェアの状態を一元監視し、アラートを管理します。

脆弱性管理 JVN公開情報とサーバ構成情報を照合し、影響を受ける脆弱性を自動検出します。

自動防御・初動対応 不正アクセスや異常挙動を検知すると、あらかじめ設定したルールに基づき、IP遮断や対象サービスの停止などの初動対応を自動実行します。

ログ自動収集・共有 障害発生時の関連ログを自動収集し、SharePointへ保存・共有します。

AIログ分析 Azure OpenAIを活用し、原因候補、影響範囲、推奨対応を分析します。

ナレッジ蓄積・再利用 障害対応履歴や分析結果をナレッジとして蓄積し、過去事例を活用した迅速な問題解決を支援します。

異常検知から初動の自動防御、AIによる原因調査、SharePointへのナレッジ蓄積までが同じ基盤の上でつながるため、担当者は複数のツールを横断することなく、状況把握から対応・記録・共有までを一貫して行えます。

● 特徴・メリット(導入の早さ・初動の早さ・運用品質の標準化)

本システムは、Zabbix標準の監視・通知をベースに、当社独自の拡張を組み合わせ、異常検知から分析・防御・情報共有までを一つの運用基盤上で実現します。

Zabbixの導入・設定の迅速化

各サーバに配置するZabbix Agentと集中監視を行うZabbix Serverを、監視テンプレートの標準化とDocker提供により短時間で立ち上げます。

監視設計の標準化(テンプレート):監視の取得項目・しきい値・通知先・ログ送信をテンプレート化。共通テンプレート適用後、アプリに応じた差分だけを調整でき、個別の設定作業を削減します。

短時間導入(Docker):Zabbixと当社拡張機能をDockerで提供。環境準備から稼働開始までのセットアップ時間を短縮し、運用に伴うバージョンアップも行いやすくします。

Zabbix導入フロー 従来手順と本製品との違い

Zabbixを基盤とした統合運用機能

本システムは、オープンソース統合監視アプリ「Zabbix」を基盤として、セキュリティ対策、自動防御、AIログ分析、ナレッジ共有などの機能を統合しています。以下は、Zabbixと連携して実現する当社独自の機能です。

アクセス過多対策(自動):CPUや通信量のトリガーにより、アクセス過多のIPを一定時間遮断して必要ログを自動送信。ふるまいの悪いボットによる集中的なアクセスを一時的に抑制します。

異常挙動検知・緊急対策:ランサムウェア攻撃等を想定したファイルシステムの過剰アクセスを検知するとアラートを発信。一定時間継続する場合は対象サービスの停止などの緊急対策を自動実行します。

アラート管理・時系列確認:発生したアラートを一元管理し、重要度や対応状況を一覧表示します。障害対応の履歴を時系列で確認できるため、対応漏れの防止や運用品質の標準化を支援します。

脆弱性・構成一元管理:OS/ミドルウェアのバージョンを一元管理し、JVN等で公開される脆弱性情報をAPIで自動取得。影響範囲を早期に抽出し、深刻度に応じてアラートを発信します。

重要ソフトウェア・セキュリティ対策ソフト監視:Webサーバ、データベース、Java実行環境などの重要ソフトウェアに加え、ウイルス対策ソフト(ESET等)の稼働状況を継続的に監視します。サービス停止や異常を検知した場合はアラートを発信し、システム停止やセキュリティリスクの早期発見を支援します。

ログ自動収集・共有:障害やセキュリティインシデントを検知した際に、CPU、メモリ、ディスク使用状況、サービス状態、関連イベントログなどを自動的に収集します。収集したログはSharePointや当社サポートシステムへ自動送信されるため、担当者がサーバへログインする前に状況を把握でき、迅速な原因調査と初動対応を支援します。

AIログ分析(Azure OpenAI/RAG):収集したログをAIで分析し、RAGにより過去の障害対応履歴や運用ナレッジを参照して、原因候補・影響範囲・次アクション案を提示します。AI分析には、監視サーバ導入者のAzureテナントで稼働するAzure OpenAIを利用し、ログに含まれる個人情報は匿名化して扱います。

運用ナレッジ共有(SharePoint連携):分析結果や対応履歴をMicrosoft SharePointに蓄積・共有。障害対応のノウハウを組織資産として再利用でき、属人化の解消と運用品質の標準

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品