株式会社商船三井は、同社が運航するLNG燃料自動車船におけるバイオLNG燃料の使用拡大に向け、地中海でのバイオLNG供給についてAxpo(アクスポ)と新たにターム契約を締結した。

本契約により、昨年3月に開始した北西欧州(ベルギー・ジーブルージュ港)でのバイオLNG燃料供給契約に続き、地中海地域(スペイン・マラガ港、バルセロナ港)でも、同社運航の自動車船向けにバイオLNG燃料の供給が可能となった。

バイオLNG燃料は、主に家畜の排泄物や生ごみなどのバイオマスから生成されるメタンを液化したもので、既存のLNG燃料供給インフラを活用しつつ、ライフサイクルベースでのGHG(温室効果ガス)排出量を大幅に削減できる即効性のあるクリーン燃料である。

今回供給されるバイオLNG燃料は、燃料の製造から消費までのライフサイクルで炭素強度が-15g-CO2/MJ以下であり、従来の重油1トンを代替するごとに約4.5トンのCO2排出削減を実現する。この燃料はISCC-EU認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得している。

今回の契約締結は、欧州地域で継続的かつ安定的にバイオLNG燃料を供給する体制を構築し、「商船三井グループ 環境ビジョン」で掲げる代替燃料導入の一環である。同社はLNG燃料船をブリッジソリューションとして、バイオLNGや合成LNG(e-methane)などのカーボンニュートラル燃料への転換を推進している。

商船三井は今後も、バイオLNG燃料使用の地理的・量的拡大を通じてGHG排出量削減を加速させ、クリーン燃料のサプライチェーン構築に貢献し、海運業界全体のネットゼロ・エミッション達成をリードしていく。バイオ燃料、メタノール、アンモニア、水素といった多様な次世代燃料の導入も積極的に進める方針だ。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:提携
  • 関連組織:Axpo / Titan / Molgas
  • 製品・サービス:バイオLNG燃料供給