グーグルは火曜日(7日)、年次フラッグシップスマートフォン「Pixel 11シリーズ」を8月12日に正式発表すると発表した。最大の注目点は、自社開発のTensor G6チップを初搭載し、世界で初めて台積電の初世代2ナノ(N2)製程を採用したスマートフォンブランドとなった点だ。これにより、アップルのiPhone 17シリーズ(A20チップ)、高通Snapdragon 8 Elite Gen 6、および联発科Dimensity 9600(いずれもN2P、第2世代2ナノ製程採用)より約1か月早く市場に投入される見込みだ。
Tensor G6に採用された台積電のN2製程は、同社初の全環状ゲート(GAA)ナノシートトランジスタ技術を導入したもので、現行のN3E製程と比較して、同じ消費電力での性能が10~15%向上、同じ性能での消費電力が25~30%削減され、トランジスタ密度も15%高まっている。一方、N2PはN2の高性能版で、同じ周波数での消費電力がさらに5~10%削減され、今後のフラッグシップSoCに採用される予定だ。
先進製程の進化に伴い、ウエハー代工価格も急騰しており、2ナノウエハー1枚あたりの価格は3万ドルに迫っており、3ナノに比べて50~66%上昇している。これに加え、DRAMおよびNAND Flashメモリ価格の持続的な高騰もあり、スマホメーカーはチップとメモリの二重のコスト圧力に直面している。
業界の予測では、Pixel 11シリーズの販売価格はほぼ確実に値上げされるとされており、2ナノ製程とメモリ価格の高騰によるコスト負担が消費者に転嫁されつつある。
アナリストは、グーグルが2ナノ製程を先行採用したことは象徴的意義があると指摘する一方で、Pixelシリーズの出荷台数はiPhoneや主要Androidフラッグシップに比べてはるかに少ないため、台積電のN2製造ラインの初期生産能力は依然としてアップルやハイエンドAndroid陣営に優先的に割り当てられるだろうと予測している。Tensor G6の実際の性能や熱管理性能については、実機の発売後に詳細な評価が待たれる。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:新製品
- 関連組織:アップル
- 製品・サービス:Pixel 11シリーズ / Tensor G6チップ