デンマークの海運大手マースク(Maersk)は木曜日(9日)、中東から米東岸への航路をスエズ運河(Suez Canal)経由に再開すると発表した。これにより、紅海航路の再開がさらに進み、長期間中断されていた重要な貿易ルートの回復が進んでいることを示している。

イエメンの反政府武装「フーシ運動」(Houthis)による紅海での商船襲撃が相次いだ後、多くの海運会社はアジアとヨーロッパを結ぶ従来のスエズ運河・紅海航路を避け、アフリカ南端の好望角(Cape of Good Hope)を绕行するようになった。この措置により、航続距離と輸送コストが増加し、物流に大きな影響を与えていた。

しかし、地域の安全情勢が改善したことを受け、一部の海運会社は段階的に紅海航路への復帰を検討し始めている。マースクは、中東―米東岸(MECL)航路をスエズ運河経由に再変更することで、輸送時間を大幅に短縮できると説明している。西行では平均7日、東行では最大14日短縮され、輸送効率とサービス競争力の向上が期待される。

実際、マースクは今週月曜日に、ドイツの海運会社ハパック・ロイド(Hapag-Lloyd)との提携ネットワーク「Gemini Alliance」において、スエズ運河経由の一部便の運航を再開すると発表しており、紅海航路の再構築を着実に進めている。

一方で、マースクは中東情勢の不透明さにも直面している。イランを巡る軍事的緊張の際には、安全上の理由からペルシャ湾(Gulf)への船舶の出入りが制限され、一部航路の運航に支障が出た。今後も中東情勢の動向が注目され、他の海運会社が続々と紅海・スエズ運河航路への復帰を表明するかどうかが市場の関心事となる。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Maersk / Hapag-Lloyd
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