韓国の半導体メーカーSK海力士は、現地時間の金曜日に米国でアメリカ預託証券(ADR)を発行し、約40兆ウォン(265億ドル)を調達すると発表しました。当初予定の43兆ウォンから若干下方修正されたものの、これはSpaceXの750億ドルに次ぐ世界第2位の株式公開規模となります。

アナリストらは、半導体株が大きく下落している時期にIPOを実施した点について、国際投資家がAI関連メモリのリーディング企業への投資需要を依然として強いと評価しています。

監督ファイルによると、SK海力士は1株あたり149ドルで1億7790万株のADRを発行します。これは前日韓国市場での普通株価格に対して約3.1%のプレミアムを付けており、1株のADRは韓国上場の普通株10分の1を代表します。

また、今回のADRの需要は非常に高く、申し込み倍率は7倍を超え、市場の予想を大きく上回りました。発行の基盤となるのは2250万株の普通株に対応するADRです。

ADRは米国の預託銀行が発行する証券で、海外企業の株式を米国市場で取引可能にする仕組みです。これにより、企業は米国市場に直接上場することなく、米国投資家から資金調達が可能になります。

SK海力士の今回のIPOは、アリババが2014年に記録した218億ドルを上回り、外資企業による米国IPO史上最大規模となります。

調達資金は、韓国国内に新たな半導体製造工場と先進的なチップ封止施設の建設に使われます。また、同社はEUVリソグラフィー装置の購入に11.9兆ウォンを投資し、来年末までに設置を完了させる計画です。

業界関係者は、AIブームのピークが過ぎたとの懸念がある中でも、グローバルなメモリチップ市場は今後も拡大を続けると予測しています。

また、米国上場により、SK海力士と米国競合のマイクロン・テクノロジーとの間の企業評価格差が縮小すると見られています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 関連組織:SpaceX
  • 製品・サービス:DRAM / NANDフラッシュメモリ