港股主要指数は金曜日(10日)にかけて上値を試すも、午後にかけて上昇幅を縮小し、業種間の分極化が顕著となった。恒生指数は朝方、一時的に2%近い上昇を見せたが、午後の取引で伸び悩んだ結果、最終的に0.6%高の24175.12ポイントで取引を終えた。一方、国際株価指数であるH株指数(HSCEI)は0.52%高の8652.12ポイントで終了した。恒生科技指数は、午前中に2.7%の大幅上昇を見せていたが、午後に転じて0.21%安の5420.31ポイントで終えた。

午後の科技指数の弱含みの主因は、「AI大規模モデルの二大銘柄」とされる智譜(Zhipu)とMiniMaxが、上場後の初回ロックアップ解除を迎えたことにある。この解禁は市場の過熱感を冷まし、売り圧力を強めた。智譜の株価は終値で19.29%の大幅下落、MiniMaxも9.68%下落した。

加えて、半導体セクターもまとめて下落した。特に、メモリーチップのリーディングカンパニーである兆易創新(GigaDevice)は、来週月曜日(7月13日)に大型インサイダー投資家のロックアップ解除を控えており、株価が21.05%急落した。この影響を受けて、華虹半導体は8%以上、中芯國際(SMIC)も4.67%下落した。

一方、医薬品関連株は一日中強気の展開を見せた。7月9日、中国の国家衛生健康委員会など三省庁が『国家基本薬物目録(2026年版)』を発表し、初めて16種類の革新的医薬品を目録に追加した。この措置は、新薬開発企業の収益基盤改善への期待を高めた。その結果、薬明康徳(WuXi AppTec)は4.09%上昇、康龍化成(Pharmaron)は11.77%も急騰した。

午後には商業宇宙開発関連銘柄も注目された。海南の商業宇宙発射施設から長征十号乙運搬ロケットが打ち上げられ、海上での回収に成功したとの報道が伝わった。これにより、中国は大規模打ち上げ能力を持つ再使用型ロケット技術を保有する世界第二の国となった。このニュースを受けて、鈞達股份(Junto Shares)の株価は24.20%も上昇した。

大手テック企業の多くは大盤を支える形で上昇を維持した。小米(Xiaomi)は3.36%高、アリババ(Alibaba)、京東(JD.com)、快手(Kuaishou)はいずれも2%以上上昇した。一方で、騰訊(Tencent)は2%、網易(NetEase)は2.73%それぞれ下落した。

同日上場した新規上場企業のパフォーマンスは分かれた。晶合集成(Jinghe Integration)は前日終値と変わらずの終了だったが、濱化股份(BinHua Shares)は初値割れを起こし、18%以上も下落した。

今後の市場見通しについて、華泰証券は、AI関連銘柄の調整はマクロ要因ではなく、『高集中度』の状態で業界のニュースに敏感に反応しているためと分析している。集中度の圧力が十分に解消されるまでは、テクノロジー株は短期的に高ボラティリティが続くと予想される。一方、7月中下旬の米中企業の決算シーズンが重なる時期に、新たな投資の窓が開く可能性があると見られている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:MiniMax / アリババ
  • 製品・サービス:AI大規模モデル / 再使用型ロケット