あるアメリカ当局者の話によると、アメリカとイランは2日間にわたる衝突後も、すでに脆弱な停戦合意を破る寸前まで行ったものの、恒久的な平和協定に向けた交渉を継続している。

この当局者は木曜日(9日)に、双方が「技術的な交渉」を進めていることを確認し、アメリカは依然として外交的解決を追求する意向であると強調した。この発言は、全面戦争の発生に対する懸念を一定程度和らげるものとなった。

アメリカ軍は水曜日、ホルムズ海峡における船舶への攻撃に対する報復として、イランの軍事目標に対して大規模な空襲を実施し、約90の標的を破壊した。これに対し、イランはクウェートおよびバーレーンにあるアメリカ軍基地への攻撃で報復した。

これらの衝突は、6月中旬に合意された暫定協定の極めて脆弱な状態を浮き彫りにしている。今年2月にアメリカとイスラエルの連合軍がイランを空爆して以降、両国は戦争状態にあり、現在はカタールとパキスタンが主要な仲介者として、8月中旬までに恒久的な平和合意を目指しているが、進捗は遅れており、延期の可能性がある。

交渉の進展は、イラン国内の政治情勢によって鈍化している。衝突初日にアメリカの空襲により、イランの前最高指導者アリ・ハメネイ氏が死亡した。彼の葬儀は木曜日に執り行われた。しかし、後継者とされるモジタバ・ハメネイ氏は未だに公の場に姿を現しておらず、彼の健康状態や交渉参加の可否について疑問が呈されている。

また、ドナルド・トランプ大統領は一時的に停戦が「終了した」と示唆したものの、交渉の継続を阻止しない姿勢を示している。11月の中間選挙を控え、国内の戦争への反発も強い中、トランプ政権はこの対立の終結を望んでいる。

現在の交渉における主な障壁の一つは、ホルムズ海峡の支配権である。イランは船舶の通行に自国の許可を必要とし、通行料の徴収を検討しているが、アメリカをはじめとする複数の国は、この水路の自由航行を主張している。また、アメリカはイランに対し、核計画における譲歩を要求しており、濃縮ウラン活動の凍結と既存の在庫の放棄を求めている。

情勢の不安定さを受け、ブレント原油の価格は今週6%以上上昇し、1バレルあたり76.50ドルに達した。

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  • 出典:PR Times
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