保険業界団体は16日2026年上半年の最新業績を発表した。国内外の株式市場が堅調に推移し、投資マインドが高まる中、高付加価値商品の展開も相まって、保険業界は今年上半期、好調な業績を収めた。非保険契約を含む初年度保険料(新契約保険料)は7,673.5億円に達し、前年同期比で51.6%の大幅な伸びを記録した。特に投資型保険の新契約保険料は約4,263億円に上り、年間で110.3%の成長を遂げた。

保険業界団体の最新データによると、2026年1月から6月までの初年度保険料は7,673.5億円で、前年比51.6%増加。継続保険料は8,637.18億円で6.4%増加。総保険料収入は1兆6,310.68億円となり、23.7%の成長を示した。

保険種別の構成比では、依然として生命保険が主力であり、初年度保険料は4,674.01億円、シェア60.9%、前年比33.6%増加した。年金保険は最も力強い成長を示し、初年度保険料が2,678.23億円、シェア34.9%、前年比111.6%の大幅増加となった。その他、医療保険は240.61億円(前年比11.6%増)、傷害保険は80.64億円であった。

商品別の動向では、投資型保険が上半期の成長エンジンとなった。初年度保険料は合計4,262.68億円に達し、前年比110.3%の急成長を記録した。内訳として、投資型生命保険は1,600.25億円(前年比101.3%増)、投資型年金保険は2,662.43億円(前年比116.2%増)と、いずれも大幅に伸長した。

保険業界団体は、投資型商品の強さについて、グローバル株式市場の安定と、個人の投資志向の高まりが主因と分析している。さらに、保険会社が銀行や資産運用会社との販売チャネルを緊密に連携させ、多様な販売ルートを維持したことで、販売推進力が高まったと説明した。

一方、従来型の保険商品も安定した販売を維持しており、上半期の初年度保険料は3,410.82億円で、前年比12.4%増加した。内訳では、従来型生命保険が3,073.77億円(前年比13.7%増)であったが、従来型年金保険は市場調整の影響を受け、53.6%減少して15.8億円にとどまった。

団体は、従来型保険の成長要因として三つの要因を挙げた。第一に、米連邦準備制度理事会(FRB)が基準金利を据え置いたものの、一部の保険会社が外貨建て変額保険の予定利率を引き上げ、商品の魅力を高めたこと。第二に、2026年から本格導入されるIFRS 17および次世代の支払能力制度に対応するため、会員企業が契約サービスマージン(CSM)が高く、資本効率の良い保障型・有期払い型商品を積極的に展開していること。第三に、高齢化社会の進展により、退職準備や資産承継への関心が高まる中、保険業界が配当保険や変額保険の新商品を適切に投入し、銀行チャネルを通じて販売を拡大したことが挙げられる。

販売チャネル別では、非保険契約を含む初年度保険料ベースで、保険会社の自社販売体制が3,484.42億円(シェア45.41%)で首位。銀行・代理店チャネルは2,913.66億円(シェア37.97%)で第二。従来の代理店チャネルは1,275.42億円(シェア16.62%)であった。

さらに、保険種別と販売チャネルの関係を分析すると、投資型保険では、銀行・代理店チャネルと保険会社自社販売の比率が約0.46対1。一方、従来型の医療保険や傷害保険では、依然として保険会社の自社販売部隊が圧倒的な販売主力となっている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査