瑞銀が最新の中国グローバル株式焦点名單を調整し、快手 (1024-HK) と美團 (3690-HK) を新たに追加しました。また、アリババ (BABA-US)、中国平安 (2318-HK)、薬明康德 (2359-HK)、小米集團 (1810-HK) の投資権重を引き上げました。同社は、人工知能 (AI) の普及が加速する中で、政策環境の改善も進むとして、中国株式市場への楽観的な見方を維持しています。特に、テクノロジー関連銘柄が今後の投資の重点となるとしています。
瑞銀は、中国株式市場に対して引き続き「魅力的」という評価を維持しており、テクノロジー株への偏重を継続しています。その主な理由として、AIによる成長の加速、企業のイノベーション能力の向上、そして半導体の国産化が進んでいる点を挙げています。同社は、半導体、AIサプライチェーン、大手ネットワークプラットフォーム企業が、AIの商業化と海外資金の中国市場への再流入によって、今後も恩恵を受けると予測しています。
今回の調整では、快手を焦点名單に新規に加え、投資比率を3%に設定しました。瑞銀は、快手がAI分野で急速な進展を遂げており、その「可靈 (Kling AI)」モデルは、テキストから動画を生成する技術において、世界をリードするモデルの一つになっていると評価しています。ユーザーの関与の高さは、OpenAIのSoraと同等レベルに達しているとしています。短期的には、電子商取引や広告収入の減速という課題があるものの、市場は今後、AIの潜在能力に注目するようになると見ています。
また、瑞銀は美團に対して初めて2%の投資比率を設定しました。報告書では、中国のフードデリバリー市場における最も激しい競争期は終わりつつあり、競争が再び合理的な水準に戻ったことで、同社の収益力が第2四半期から着実に改善すると予測しています。株価も戦略的な反発が見込まれるとしています。
新規追加に加えて、中国平安の投資比率は2ポイント引き上げられ、アリババは1ポイント、薬明康德と小米はそれぞれ0.5ポイント増加しました。
一方で、瑞銀は招商銀行 (3968-HK)、中国移動 (0941-HK)、恒瑞醫藥を焦点名單から除外しました。
また、中国建設銀行 (0939-HK)、美的集團 (0300-HK)、百勝中國 (YUMC-US)、中国太平洋保險 (2601-HK)、中国人民財産保險 (2328-HK) の投資比率を引き下げ、ポートフォリオの再バランスを図っています。
今後の見通しとして、瑞銀は、企業の業績改善、政策の継続的支援、AIの長期的成長トレンドが重なり、2027年6月までに中国株式市場が中二桁(約15%)の投資リターンを実現できると予測しています。同社は、AIの商業化、半導体の自立化、技術革新が、中国株式市場の中長期的なパフォーマンスを牽引する主な要因になると見ています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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