正文(4906-TW)が転投資する光通信メーカーの威世波(7930-TW)は、先週、興櫃市場に上場しました。現在、正文は威世波の約21%を保有しており、会社以外では最大の株主ですが、経営への影響力はありません。威世波の陳曉昇董事長は、両社が光通信製品技術において相互補完を図り、密接な協力関係を築いていると述べました。正文が将来的に威世波の顧客やサプライチェーンパートナーになる可能性もあり、市場需要を基に協力体制を構築し、光通信市場に共同で進出していくとしています。

威世波は設立当初から受動部品に注力してきましたが、約30年の発展を経て、現在のコア技術はCWレーザー、光エンジン、光通信キーコンポーネントの開発に集中しています。自社ブランド製品を通じて、顧客のニーズに応えています。

陳董事長は、正文の高速光モジュール事業が段階的に拡大する中で、威世波がCWレーザーおよび光エンジンのサプライヤーになる可能性があると指摘しました。また、将来的に威世波が光モジュール事業を拡大する場合、正文の成熟した製造能力を活用し、OEMパートナーとして協力できるとしています。

陳董事長によると、同社の製品販路は現在、北米市場が98%以上を占め、日本市場が2%程度です。他の市場への展開も継続的に進め、光通信におけるワンストップの製品ニーズに応えています。例えば、システム側の多くのお客様が光技術に詳しくないため、関連するソリューションも提供しています。現在のコア製品はCWレーザーチップ(CHIP)で、今後も高出力CWレーザーの研究開発に継続的に投資し、3年以内にグローバル市場で重要な地位を占めることを目指しています。

また、威世波は2023年に正文からの資金注入により、単なる資本投資にとどまらず、今後のAI光通信分野におけるさらなる協力の可能性が広がったと述べています。

産業の将来展望について、陳董事長は、今年下半期もサプライチェーンにおける原材料に課題があると語りました。特に光通信需要やレーザー増幅器の応用が進む中、インジウムリン(InP)基板の需要は依然として高く、規制国の影響により供給が逼迫しているとし、これが今後直面するサプライチェーンの課題であると強調しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:提携
  • 製品・サービス:CW Laser CHIP / 光エンジン