輝達(NVDA-US)は月曜日(20日)、米証券取引委員会(SEC)にSchedule 13Gファイルを提出し、AIクラウドサービスプロバイダーであるNebius Group(NBIS-US)のAクラス普通株式2,225.64万株に対する受益所有権(Beneficial Ownership)を保有していることを明らかにしました。これは発行済み株式の9.3%に相当します。
Nebiusは月曜日の終値で2.76%高の1株あたり182.62米ドルとなり、この発表後には盤後取引で3%以上上昇しました。
提出書類によると、この株式には、輝達がすでに3月31日までの四半期の13Fファイルで申告済みの119.05万株の普通株に加え、2,106.59万株に換算可能な前払い型の認股権証が含まれています。
輝達は3月11日にNebiusとの証券購入契約を通じてこの認股権証を取得しました。ただし、輝達は2024年9月11日までは認股権証を行使できず、同日までにその権利に対応する株式を売却することもできません。
SECの規定によれば、認股権証は7月13日から60日間の行使期間が設けられているため、輝達はその日から関連株式の受益所有者と見なされ、申告義務が発生します。つまり、輝達が申告した9.3%の保有比率の大部分は、まだ行使されていない潜在的な株式であり、実際の普通株として保有しているのは一部にとどまります。
また、書類では、輝達が保有する全2,225.64万株に対して単独の議決権および処分権を有しており、共有権利はないとされています。今回の提出はRule 13d-1(c)に基づくもので、輝達はこれらの証券をNebiusの経営支配権を変更または影響させる目的で取得・保有したものではないと明記しています。
一方、NorthlandはNebiusの目標株価を410米ドルに引き上げ、投資判断は「マーケットアウトパフォーム(市場平均を上回る)」を維持しました。184.32米ドルの株価を基準にすると、潜在的な上昇余地は約124.5%となります。
NorthlandはCoreWeave(CRWV-US)と類似の評価フレームワークを採用し、Nebiusが長期的に8,000億米ドル規模のAI as a Service(AIaaS)市場で約14%の市場シェアを獲得できると予測しています。また、最終的な自由キャッシュフロー利益率は30%と推定しています。
410米ドルの目標株価のうち、NorthlandはNebiusの非コアAIaaS事業が1株あたり約29米ドルの価値を貢献すると試算しています。アナリストは、パートナーが資金提供・所有・運営を行うAIデータセンターに対し、Nebiusがシステムアーキテクチャとソフトウェア技術を提供するという軽資産モデルを評価しています。このモデルにより、資本負担を軽減しつつ計算リソースの供給を拡大でき、ビジネスモデルのスケーラビリティが高まるとされています。
Nebiusは最近、7.75億米ドルの債務資金調達を実施しました。調達資金はAIクラウドプラットフォームの開発加速に充てられます。ローンは既に展開済みのGPUインフラと投資格付け顧客の契約キャッシュフローを担保としており、2030年10月31日に満期を迎えます。
また、NebiusはReflection AIと2029年まで継続する10億米ドル超の計算リソース供給契約を締結しました。さらに、Freedom CapitalはNebiusの投資評価を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、目標株価も159米ドルから200米ドルに上方修正しました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:提携
- 関連組織:Nebius Group / Northland / CoreWeave
- 製品・サービス:AIクラウドサービス / GPUインフラ