米国の半導体関連株が反発したことを受け、台湾株式市場は本日(21日)反攻を開始しました。主要株の好調な動きを受けて、朝から高い水準で取引が始まり、一時1,500ポイント以上上昇し、全面高となりました。特に、米国とイランの緊張が再燃したことで、国際原油価格が下落から反発し、台塑化(6505-TW)が外資の10営業日連続買いを受けて、本日朝の取引開始直後に85.4元まで急騰し、値上がり制限をつけました。この動きに連れて、台塑グループの台化(1326-TW)、南亞(1303-TW)、台塑(1301-TW)も半値幅以上の上昇を記録しました。
台塑化は最近、6月の業績は小幅な赤字だったものの、低価格の原料を調達できたことから、2026年第2四半期の1株当たり利益(EPS)は2.18元、上半期累計EPSは4.32元となりました。これは台塑グループの四宝の中では、南亞の5.17元に次ぐ水準です。
地元の証券会社のレポートによると、台塑化の2026年第2四半期の利益は市場予想を上回っており、下半期の石油精製業界の景気回復と生産能力の回復が見込まれます。また、現在の株価評価は過去と比べて依然として低水準にあることから、「増資」評価を維持し、目標株価を100元に引き上げました。
今後の見通しとして、機関投資家は、台塑化の大型定期点検が順次完了し、8月の1日あたりの原油処理量が46万バレルに達する見込みだと指摘しています。これにより、石油精製の稼働率は87%まで回復する予定です。一方、エチレンなどのオレフィン事業は依然として点検の影響を受けているものの、平均稼働率は第2四半期よりもやや改善されると予想されています。さらに、第3四半期は石化業界の繁忙期に入るため、上流原料であるエチレンやプロピレンの価格上昇が見込まれています。
最近、台塑グループの株価は台塑化が主導しており、7月初めの約55元から本日の値上がり制限まで上昇し、累計上昇率は約55%に達しました。これは約3年ぶりの高値水準です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:エチレン / プロピレン