AI需要の拡大に伴い、記憶體やABF載板などの電子材料が不足し価格が上昇しています。この流れを受けて、もともと化学素材を主力とする南亞(1303-TW)は、近年の電子材料への転換が好結果をもたらしており、特に子会社である南亞科技(2408-TW)と南亞電路科技(8046-TW)の業績が大きく寄与しています。本日、南亞科と南電が寄り付きから急騰したことを受け、南亞の株価も大量の買い注文により大きく上昇し、一時212円まで達しました。

台塑グループに属する南亞は、原油価格の上昇に伴い化学製品の価格も上昇しており、低価格の原料在庫を抱えるという強みも相まって、伝統的な素材事業でも注目されています。本日は記憶體市場の回復とABF載板の価格上昇が追い風となり、株価が200円台を回復し、取引高も10万張を超えるなど、市場の関心が高まっています。

南亞は今年、南亞科と南電からの投資収益が業績を押し上げており、2026年3月から年内にかけて、これらの株式を順次売却する計画を発表しています。売却後は南亞科の保有株式比率が約29%から28.28%に、南電は約67%から60.97%にそれぞれ低下する見込みです。南亞は、この売却により得られる資金を、電子材料の生産拡大や高付加価値製品の開発に活用するとしています。

今後の見通しについて、アナリストは南亞が従来の化学素材企業からAI関連電子材料のサプライヤーへと着実に転換を進めていると評価しています。電子材料、ABF載板、記憶體関連事業の収益比率が急速に高まっており、7月の売上高は6月を上回ると予想され、第3四半期の売上も第2四半期を上回る見通しです。成長の原動力は引き続き電子材料関連製品にあるとしています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース