『Yahoo Finance』の報道によると、輝達(Nvidia)(NVDA-US)の株価は月曜日(27日)に約5%急落し、半導体株全体の下落を引き起こした。輝達の株価が下がる中、アップル(AAPL-US)が時価総額で再び世界最大の上場企業となった。

他の半導体メーカーも同様に弱含みで推移した。AMD(AMD-US)は同日5%以上下落し、メモリメーカーも大幅に値を下げた。マイクロン(Micron)(MU-US)は2%以上下落し、SKハイニクス(SK Hynix)(SKHY-US)は7%以上急落した。

報道によれば、輝達はOpenAIに対して最大2500億ドルの資金保証を検討しているという。これは、OpenAIがアメリカのデータセンター計画に関連する計算能力のリースを支援するためのものだ。この動きは、「循環融資」への懸念を再び呼び起こしている。循環融資とは、半導体メーカーが自社の製品を購入するAI企業に資金を提供する構造であり、需要と資金が循環する点でリスクが指摘されている。

『ブルームバーグ』の報道では、もしこの資金保証が実現すれば、輝達にとって過去最大級のファイナンス保証案件の一つになるとされている。

また、このAIチップメーカーは先週金曜日、SKグループとの戦略的提携を発表した。SKグループはSKハイニクスの親会社であり、両者はAI工場や次世代メモリ技術を含む5000億ドル超のプロジェクトを推進する予定だ。

一方で、中国がAI競争でリードしている可能性に対する懸念も、業界全体にプレッシャーを与えている。『The Information』の報道によると、中国の国有系企業がチップ製造に不可欠な装置の量産を開始したとのことで、ASML(ASML-US)の株価が売られることになった。

市場では、半導体メーカーとAI開発企業の間に「循環投資」の構造があることへの懸念が深まっており、AI需要の実態、AI企業の評価、さらには債務リスクへの警戒感が強まっている。

『ブルームバーグ』によれば、輝達の債務が今後5年以内にデフォルトするリスクをヘッジするコストが、月曜日に記録上の最大の単日上昇を記録した。これは、同社が今後ますます大きな資金的コミットメントを負う可能性に対する市場の不安を示している。

投資家は、AIインフラへの支出に対して次第に慎重な姿勢を見せ始めている。これらの巨額投資が実際にどれだけのリターンを生むのか、疑問の声が広がっている。

アルファベット(GOOGL-US)は先週、AIインフラの継続的な拡張に伴い、資本支出の見通しを上方修正すると発表したが、発表後株価は大幅に下落した。

現在、投資家は今週発表予定のマイクロソフト(Microsoft)(MSFT-US)、アマゾン(AMZN-US)、メタ(META-US)の決算を注視している。市場の予想では、これらの企業もAI関連支出のさらなる増加を発表すると見られている。しかし、これらの企業がAI投資のペースを緩めるとの兆候を示せば、半導体および関連機器メーカーにとっては悪材料となる可能性がある。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Nvidia / Apple / AMD
  • 製品・サービス:GPU / AIチップ