台股は本日(28日)早盤、一時1800ポイント以上急落し、42000ポイントを割り込んだ。季線のサポートが反発発圧力に転じており、上場・店頭銘柄のうち20社以上がストップ安となった。投資家は急落の理由を問う中、台湾の取引員は、中国企業のAI競争参入の影響を市場が再評価していること、信用取引残高の高止まり、主要中央銀行の利上げ圧力の高まりが、利益確定売りを誘発し、空売りが連鎖する「多殺多」の心理を生んでいると分析している。機関投資家は資金引き揚げを進めている。
元大投顧は、台股が7月20日の安値41967.75点まで下落し、下値支持を探った後に、技術的底値としての「第二の足」を形成する可能性があると指摘している。
中国のメモリーチップメーカー・長鑫ストレージ(CXMT)が上海市場に初上場し、初日から株価が466%急騰した。また、中国が独自開発の浸潤式深紫外(DUV)露光機の生産を開始したとの報道が広がったことから、韓国株は8%以上急落し、台湾株と日本株もそれぞれ約4%下落した。市場は、グローバルなメモリーおよび半導体製造装置産業の競争構造の再評価を進めている。
元大投顧は、テクニカル面で台股の上値は月線の反発圧力を受けていると指摘。今週から月次データの基準値が上昇し、月線の下落スピードが加速している。指数が短期間で季線を回復できない場合、前述の7月20日の安値41967.75点まで下落し、下値支持を探った後に「第二の足」を形成する可能性があるとしている。
現時点では、地政学的緊張の高まりが国際株式市場を圧迫しており、米連邦準備制度(FRB)の利上げ見通しが、高成長株や高評価企業の株価を抑制している。
統一投顧は、米国20年物国債利回りの上昇、米中間のAI開発競争、AI関連企業のキャッシュフローへの懸念、そして世界株式市場のレバレッジ縮小の流れが、投資マインドを悪化させ、台股がネガティブ要因の「ストレステスト」を受けていると分析している。今後の展開では、韓国株の動向と、外資系ファンドの先物ポジションの空売り解消の動きを注視すべきだと助言している。
統一投顧は、現状の買い支えに持続力がなく、今週から米国テック企業の2026年度決算発表シーズンが開始され、台湾の大手銘柄の決算説明会も続々と開催されるため、短期的には10日移動平均線(約42500ポイント)付近でのもみ合いが続くと予想している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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