アマゾン(AMZN-US)は、5000基以上の衛星からなる衛星群を展開し、世界中の消費者に携帯通信サービスを提供する計画を進めています。これにより、アマゾンは世界長者のイーロン・マスク氏が率いるスペースXの「スターリンク」との直接対決に乗り出します。

アマゾンは月曜日(27日)、2028年までにこの衛星群の展開を実現するため、米連邦通信委員会(FCC)に申請を提出しました。同社は、このシステムを通じて音声通話、SMS、データ通信、そして緊急時の通信サービスを提供すると説明しています。

この動きにより、「デバイス直結型(direct-to-device)」のモバイル通信市場における競争がさらに激化します。アマゾンは、最近116億ドルで買収したGlobalstarが保有する無線周波数帯を活用する予定です。

申請書類の中でアマゾンは、「伝統的なネットワークのカバレッジ外で生活、旅行、業務を行う数百万の人々に通信サービスを届けるというビジョンの実現を期待している」と述べています。

この申請は、アマゾンが衛星モバイル通信分野に本格参入する初めての動きです。現在、この分野はスペースXのスターリンクが主導しており、150カ国以上で高速インターネット接続を提供しています。

スターリンクはすでに、米国の大手通信会社T-Mobile USや英国のVirgin Media O2などと提携し、従来のモバイルネットワークが届かない地域での携帯通信サービスを提供しています。

先月の報道によれば、スターリンクはさらに一歩進んで、米国の消費者向けに直接的な携帯電話通信サービスを開始する可能性があるとのことです。この動きは、米国で数兆円規模に及ぶモバイル通信市場に大きな変革をもたらす可能性があります。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:新製品
  • 関連組織:SpaceX / T-Mobile US / Virgin Media O2
  • 製品・サービス:Project Kuiper / direct-to-device通信サービス