一部メディアは昨日(27日)の大盤融資担保維持率が143%に低下し、大規模な融資「断頭潮」のリスクがあると報じました。これに対して、証交所は本日(28日)厳重に説明を行い、143%という数値は整戸信用取引の因子を完全に反映していない誤算であると指摘しました。

証交所によると、信用取引の全市場担保維持率は融資と融券を合算した「整戸」ベースで計算されており、上場・上場外市場を含めた全体で算出されます。27日終値時点での全市場信用取引整戸担保維持率は約175%に達しており、法定の追証ラインである130%を大きく上回っています。また、融資単独の維持率も166%の初期維持率を上回っており、市場全体の信用リスクは極めて低い状態です。

また、27日の追証発生日と処分金額は、大取引高に占める割合がそれぞれ0.1%未満、0.03%未満であり、昨年4月の対等関税騒動時よりもはるかに低く、2026年に入ってからの信用取引の処分実績も、取引高や投資者数に比べて安全圏内に収まっています。

信用取引の処分(いわゆる「断頭」)については、証券会社が「証券会社による有価証券売買融資融券業務の運用方法」に基づき、事前に通知と補填の機会を投資家に提供します。担保維持率が130%を下回った場合、T日終値後に証券会社が投資家に通知し、翌日から2営業日以内に追加担保の提供を求めます。この期間内に補填されず、維持率が130%以上に回復しない場合、T+3営業日に担保品の売却処分が行われます。ただし、処分日前に維持率が130%以上に回復すれば処分は見送られ、166%以上に回復すれば追証記録も解除されます。

本日15時30分時点での証券会社による投資家違約申告額は総額3,700万台湾ドル以上ですが、相殺後の純額は約200万台湾ドルにとどまり、違約投資家も特定の年齢層に偏っておらず、異常な集中は見られません。市場の決済秩序は全体的に安定しています。

証交所は、投資家に対して根拠のない市場のうわさに惑わされず、市場変動に対して冷静に対応し、自身のリスク許容度と資産状況を踏まえたうえで投資判断を行うよう呼びかけています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 製品・サービス:融資融券サービス