米国半導体設計大手のマーベル・テクノロジー(Marvell Technology)(MRVL-US)は29日、今後3年間でインドに2.5億ドルを投資すると発表した。この資金は、現地の技術開発、人材育成、インフラ整備に充てられ、AI、クラウドコンピューティング、データインフラ関連の半導体開発能力をさらに強化する。また、インドにおける従業員数も倍増させる予定だ。
AIの普及に伴い、世界的な半導体需要が急速に拡大している。インドは、豊富なエンジニア人材と政府の政策支援を背景に、国際的な半導体企業が研究開発拠点を拡大する重要な地域となっている。マーベルもこうした流れに加わり、現地での事業規模を拡大することで、次世代データセンターとAIインフラ向けの高性能チップに対する需要増に対応する狙いだ。
マーベルは2006年からインドで事業を展開しており、現在はバンガロール、プネ、ハイデラバードに拠点を構えている。今回の投資計画により、バンガロールのオフィスに新たなエリアを追加し、ハイデラバードの拠点も拡大する。ただし、現時点でのインドにおける従業員総数や拡張のスケジュールについては明らかにしていない。
マーベルは、このインドでの事業拡大により、AI、クラウドコンピューティング、データインフラ向けの先進的な半導体ソリューションの開発を加速できるとしている。同社はデータセンター、ネットワーク接続、ストレージ関連のチップを主に設計しており、AI演算インフラのサプライチェーンにおいて重要な企業の一つである。
マーベルが投資拡大を発表したタイミングで、インド政府も国内半導体産業の育成を加速している。数週間前、インド内閣は重要な半導体支援計画を拡充し、1.28兆ルピー(約133.8億ドル)の追加資金を投入することを承認した。これにより、国内のチップ製造・設計・サプライチェーンの能力を高め、より多くのグローバル半導体企業が現地に研究開発や生産拠点を設けることを促進する狙いがある。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:資金調達
- 関連組織:Marvell Technology
- 製品・サービス:クラウドコンピューティングチップ / データインフラチップ