台湾大(3045-TW)の情報長・蔡祈岩氏は本日(29日)、『AI時代の逆分工』をテーマに講演を行い、企業がAI導入の過程で直面する抵抗や専門人材の役割変化、Agentic AI時代における既存の分業体制やスキルロックの克服について語った。蔡氏は、「逆分工」とは専門分業を廃止するのではなく、AIによって異分野の壁を下げ、過度に細分化された業務を再統合することだと説明した。

蔡氏は、今後最も求められる人材は、問題を明確に定義し、AIとさまざまな専門能力を活用して出力を判断し、それらを実現可能な成果に統合できる「コム型人材(梳子型人才)」であると指摘した。

台湾大では、すでに人材、プラットフォーム、プロセスの3つの側面からAIの導入を進めている。人材面では、経営幹部がAIを日常の意思決定や管理に活用しており、「ヒーロープロジェクト(超人計畫)」を通じて、従業員が職能の快適圏を越えてAIを用いて横断的な能力を伸ばすことを奨励している。

プラットフォーム面では、データガバナンス、権限管理、情報セキュリティ保護を備えた企業向けAIプラットフォームを構築し、知識ベースと内部システムを連携させ、各従業員に「AI部門」を配備している。プロセス面では、既存の分業体制を見直し、固定されたピラミッド型の分業構造から、タスクに応じて迅速にチームを編成できる柔軟な体制へと移行している。

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  • 出典:PR Times
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